とある図書館のノート活用術(勉強に励む小中高生に向けて)
僕は大学生になるまで、ノートといえばひたすら黒板に書かれたものをただただ書き写すだけの作業をしているだけだった。
高校生の時なんて板書すらしていない授業もあったかもしれない。(かなり不真面目高校生だった)
けれど、今思えばノートの活用次第で定期的な試験(例えば期末テスト)も楽々に乗り越えられたかもしれないし、もっといい大学に行けたかもしれないと感じている。(決してわるい大学に入ったとは思っていないけれど)
活用術とは言うものの、そんな大したことはしていない。大学生の時に独学で習得したものなのだけれど、その方法をとることで定期試験の点数も大幅に上がったし、テスト前は効率よく復習することができた。
ノートの使い方を変えてから感じたのは使い方次第で、定期試験の一週間前になってから寝る間を惜しんで死ぬほど勉強する必要もなくなるし、復習する時間も大幅に減って効率よく試験に臨むことができた。
ノートは後で見直すことを考えて書けばとても良いものになる。
これから効率よく勉強することが可能になったノートの書き方について説明したいと思う。
一つ目は黒板に書いていることをしっかり写すこと。
これは先生が黒板に書いていた場合だけれど(黒板を使わない先生もいるので)、基本的に大半の学生がやっていることだとは思うが、まずはこれをやった方がいい。それは教科書などに載っていることをとてもわかりやすくまとめて記していることが多いからだ。
そういった場合、教科書を読むよりもノートを見て早く理解することが可能になる。
二つ目は一つ目の板書+自分なりに補足説明を付け加えること
これをすると後で読み返した時にとてもわかりやすくなる。せっかくノートに書いたのに、後で見ても理解するのに時間がかかってしまうようであれば、せっかく板書した時間というのが無駄になってしまう。
黒板に書かれたこと+それに自分なりの補足説明を書いておけば後々スムーズに理解することができ、効率よくノートを見て復習することができる。
やり方としてはノートを綺麗にまとめることを意識せず、とにかく後で復習すること(読み返す)を意識して、復習した時にすらすら読めるように自由に書いていくのがよい。
また先生が口頭で言ったことを逐一メモるのもよい。
それとできれば教科書を開きながら大事な箇所はノートに写すようにすると、後で読み返した時にそれだけで効率よい復習になると思う。
三つ目はノートを面白くすること
これは復習する時間を楽しくするための方法の一つだと考えている。
先生が板書に書いたことや口頭で言ったことの中で授業とは直接関係ないことや、テストには出ない内容についてもノートにメモしちゃうことだ。教科書に自分の興味を持ったことが書いてあったところを書き写したりするのもよい。
後で読み返した時に、テストとは関係ないけど先生がこんなことも言っていたなと思い出してノートを読むのが楽しくなるし、授業の記憶をたどりながら復習ができるので、より記憶に定着しやすくなるだろうと感じている。
最後に
たまには息抜きも大事。
上記のことは結構集中しないとできないことなので、ただその時間集中すれば後々だいぶ楽になるけれど、時々息抜きも大事だと考えている。
僕なりの息抜き方法はノートの余白部分に絵を描いたりして落書きしちゃうこと。
授業中でもたいていはそれくらいの余裕のある時間というのは出てくると思う。
落書きするのは楽しいし暇つぶしにもなる。
後、ノートを読んだ時に授業を思い返しながら、変な落書きが描かれているのを見るとより楽しく読むことができる。
子どもの頃はノートを綺麗に書くことばかり考えていたが(なんかそういうのなかった?)、大学生になってノートを自由に書いてみるようになってから勉強が昔よりもしやすくなったと考えている。
それと教科書にもいろいろ書いちゃうと読み返した時にすらすらと読む手助けをしてくれる。
教科書はできれば綺麗に使いたいという人もいるかもしれないが、いろいろ自由に書いてしまって復習しやすくした方が後々楽だよと言いたい。
先生の話を聞きながらいろんなことを学習できる環境というのがいかに貴重かということが卒業してからというものの身に沁みて感じるようになってきた。
またできれば大学に行って、今関心のある図書館情報学を真剣に学びたいと感じているが、それもなかなか難しい。
自分で勉強することも可能だが、ノートをまとめるためには教科書を自分で読んで、全て自分でまとめていき勉強するしかない。
先生が板書してくれたり、口頭でいろいろ伝えてくれたりしながらノートをまとめることがいかに効率的なことであったか、一人で全てを勉強することになった時とても痛感するようになった。