読書体験はオーダーメイド|#読書好きとつながりたいって何?
佐伯ポインティの生き放題ラジオ
Youtubeなどで性愛に関するトピックを発信している佐伯ポインティさん(以下敬称略)がspotifyで配信しているポッドキャスト「佐伯ポインティの生き放題ラジオ」
いつも愉快!最高!
生き放題ラジオで、ポインティの読書体験についての話題がありました
ポインティはいろんなお悩みに書籍・ドラマ・アニメ・映画などの視聴を勧めることが多く、これもまたメディアミックスかもな~と思いながら聞いた
以下、軽い要約と()の中身は私が勝手にカテゴライズしました
質問:11か月の娘を育てているママです。娘にハッピーで柔軟な考え方をしてもらうために、ご両親からしてもらってよかったエピソードを教えてください
回答:
ポインティは幼少期、両親が絵本の読み聞かせをたくさんしてくれた(第一の読書体験)
その後、小学校に上がったころ親戚の家で「怖い都市伝説」みたいな本と出会い、それから自分でも興味を持って怖いストーリーを読むようになった(第二の読書体験)
2つの読書体験の違い
これは多くの人に言えることだと思うんだけど
絵本の読み聞かせをしてくれた(第一の読書体験)は受動的で、「他者から与えられる読書体験」ともいえる
例えば、教科書に載っているもの
ポインティみたいに親が入手した絵本
対して怖い都市伝説に出会った(第二の読書体験)は能動的で、「自分から選ぶ読書体験」
出会いは場所を選ばない
オーダーメイド
私は読書も好きだけど、読書メーターで自分が読んだ本の感想を読むのが好きで
自分とまったく同じ感想を持つ人ってあまりいないんだ、
ストーリーの一部/文体/固有名詞 などに引っかかってる人もいるな~、
この人は何を言ってるんだ?本当に同じ本読んだ?
もある
もし同世代の人々と18歳までの読書体験を並べて比べたら
だいたいみんな同じような教科書を読んで、推薦図書で読書感想文を書いているだろう
だからこそ、「その声はわが友李徴ではないか?」とか「つまり、君はそういう人間なんだな」とか「國破山河在」とかを共通の話題にできる
では、それが38歳だったら?
第一の読書体験は失われないけど、第二の読書体験がまったく同じということはない
ベストセラーとか映像化で内容を知っているものもあるけど、年間6万冊を超える書籍が刊行されている
同じ教室で机を並べていた人と同じ本に出会えるだけで奇跡
その本に出会うまでにどんな経験をして、考え方をしているかによって得られる感想も違う
(だいたい同じ感想を得られるビジネス書や自己啓発本が好かれるのはこの辺が理由じゃないか、と私は考えている)
私は2024年11月、ク・ビョンモ作「破果」を読みました
ハン・ガン作「すべての、白いものたちの」を読みました
先日行った本屋で両方山積みだったので、多分2024年11月の東京では同じような読書体験をしている人が私のほかにもいる
でも、私が得た感想と、感銘は私自身のこれまでの人生によって形成されたもの
誰とも同一ではないでしょう
だから同じ本をハブにして出会った人と話すの大好き
あなたはどこから来て、どのような経験からこの本と出会い、どのように読みましたか?
これからどこに行きますか?
インタビューしてまわりたい
#読書好きとつながりたい って何?
このハッシュタグよく見るけど、何?
読書嫌いな人がいるってこと?
これは私見ですが、この世には「読書が好きな人」と「まだ読書と出会っていない人」しかいない
大人になるまで本とか読まなかったな~って目の前の人に言われたら
「人生損してるね」と言うより
「まだ人生の楽しみを残していて羨ましいね」と答えたい
これからも勝手に私のオーダーメイド読書体験を発表していくね
長生きして全部読むぞ