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「そんなのやっても意味ないじゃん」の正体はマインドフルネス
登山が好きな人にとってイチバン困る質問が「山に登ってナニが楽しいの?」ってことば。
山でのフォトウォークであるフォトトレッキングもやってる身としては、けっこう返答が難しいというか説得力のある主張がしにくいのがワカるんですよ。
“健康にいい”とか“自然と戯れて気持ちいい”とか、そのへんに転がってるような回答しか思いつかなくて、これだと「それって登山じゃなくても可能ですよね」って論破されちゃうんです。
僕の場合はまだ「風景写真を撮るから」って模範回答があるけど、まぁ言い訳の域は出ていないわけで。
で、
コレ本気になって考えました。
公園や山でフォトウォークしてるとき、自分はナニが楽しいんだろう?
結論を先に言うと「フォトウォークそのものをしてる時がイチバン楽しい」になるんです。
フォトウォークでも登山でも、その行為自体が目的になるアクティビティは「そんなのやって何の意味があるの?」って突っ込まれやすい。
たしかに側から見ればナニが楽しいんだかさっぱり、になるでしょう。
登山なんか苦しいだけだし、フォトウォークも写真家やカメラマンでもないのに撮り歩いてなんの得があるんだか。
でもやってる本人はいたって満足。
しかもアクティビティ中はとんでもなく集中してる。
そう、とんでもなく集中してるんです。
山に登ってるときは完全にゾーンに入ってます。僕はやらないですけどランニングが好きな人もきっと同じ。
フォトウォーク中も被写体と向き合って撮り歩いてる時はまさに過集中。マジでファインダー越しの私の世界です。
目の前の作業にただただ集中している状態。
これはもはやマインドフルネス。
瞑想してたんですね、じつは。
競技でもないのに見返りもないのに無心で淡々と行なえる行動は、すべてマインドフルネスにつながってると言えます。
僕の場合はフォトウォークがソレでしたが、集中できるアクティビティはみんな違う。
ランニングでも、
サイクリングでも、
筋トレでも、
ゲームでも、
ガンプラ作るのでも、立派なマインドフルネス。
もはや誰にもワカらない自分だけのゾーンに入る儀式のようなもの。そりゃあ「そんなのやっても意味ないじゃん」って言われますよ。
これからは「〇〇やってるヤツの気がしれない」って揶揄されても気にしないで下さい。
山の頂上に到達したときの達成感は、瞑想して頭がスッキリした状態のことだった、ということなんです。
あなたはナニをしてるときに頂上に行けますか?
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