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<公務員転職事例 #1-3>まさかの大本命からの内定獲得 〜なぜ実現できたのか?~

こんにちは、LocalX事務局です!

本記事は、地方公務員(行政職)から日本を代表する民間企業への転職を果たしたAさんの事例の最終話となります。

第1章では公務員から民間転職するも想定外のトラブルに直面したこと、第2章では短期離職のハンディキャップを抱きながらダメ元で大本命にチャレンジをしたことをご紹介しました。

今回の最終章では、最終的に大本命から内定を得た軌跡とその要因についてご紹介しています。ぜひご覧ください!

💡(※まだ第1章第2章をご覧になっていない方は、そちらからお読みください)


面接対策:逆質問も差別化

Aさんは、エージェントと二人三脚で面接対策を進めました。

応募時に整理したロジックとストーリーを基に、想定質問への回答を整理の上、スムーズに回答できるよう繰り返し練習を行いました。

また、逆質問についても、面接官へのアピールの重要な機会との助言を踏まえ、志望動機と関連付けながら、事前リサーチに基づく、他の応募者が聞かないような突っ込んだ質問を2~3個用意しました。

公務員の「ある部分」がまさのプラス評価に

入念な準備のおかげで、面接では落ち着いて受け答えができました。

驚いたのは、面接官が公務員時代の「ある経験」に強い関心を示したことです。それは、意外にも公務員時代の残業時間の多さでした。

Aさんは業務を効率的に進めることを心掛けていましたが、それでも業務量が多く、結果的に残業は恒常的に発生していました。そして、残業時間を強調することは転職活動ではマイナス要素になると考え、自ら話すことはありませんでした。

しかし、面接官から質問を受けたため正直に説明したところ、想定外の好反応を得ました。

真意は不明ですが、推測するに、業務効率が悪い人材ではないと認識してもらった上で、「仕事に対して情熱を持ち、ハードワークできる人材」 と評価されたためではないかと思われます。

もちろん、この評価はこの企業特有の視点の可能性がありますが、公務員としての働き方が民間企業では意外な強みとして評価される可能性がある という新たな視点を得ることができました。

まさかの大本命からの内定

無事最終面接に進み、面接でも手ごたえを感じつつも、狭き門ゆえにダメ元との気持ちから、最後まで半信半疑の状態が続いていました。

しかし、最終面接から数日後、まさかの内定の連絡がきたのです!

そして驚くべきことに、提示された年収は、公務員時代および現職と比較して約200万円もアップするものでした。

念願だった人事職に日本を代表する企業で携われるだけで大満足の中、大幅な年収アップという思わぬ結果もついてきました。

紆余曲折を経た転職活動でしたが、公務員から民間企業へのチャレンジは、最終的に理想的な形で幕を閉じました。


振り返り:Aさんはなぜ内定獲得できたのか?

Aさんは、公務員から民間への転職にあたり、一度目の失敗による短期離職というハンディキャップを乗り越えながら、二度目のチャレンジで日本を代表する大手企業の人事職に内定を勝ち取りました。

この結果を得られた要因として、1つ目は、企業が求める人物像を的確に捉え、それに合わせたストーリーを一貫して伝えたことが挙げられます。

エージェントと連携しながら、履歴書・職務経歴書・推薦状に至るまで、応募企業のニーズを意識した訴求を徹底しました。また、面接対策も入念に行い、あらゆる質問に対して一貫した回答ができるよう準備しました。さらに、逆質問の場面でも他の候補者と差別化を図るため、企業の方針や成長戦略に踏み込んだ質問を用意し、自身の志望動機と結びつける工夫も行いました。

2つ目は、公務員時代のハードワークに加え、人材ベンチャーで短期間ながら経験を積んだことで、未経験者ではなく経験者として応募が可能となり、結果、書類選考を突破できたこと大きな要因でした。

一見すると怪我の功名なのですが、実態としてはAさんの前向きな思考がもたらしたものでした。過去は変えられないということで、今持っているものを最大限に活かしながら可能性を追求できないかと模索した結果、大本命が人材ベンチャーの経験を活かすことで応募要件
を充足できることに気づき、チャレンジしたのでした。

3点目は、Aさんが持っている素養の高さです。論理的思考力や高いコミュニケーション能力、そして成長志向やモチベーションの高さなどが、本命企業が求めるものと本質的に合致していたと考えます。

その結果、元々の素養に加え、公務員のバックグラウンドと、短期間ながら人材ベンチャーで培った経験を融合させることで、企業が求める人材像に適した存在となったのでした。


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