人生を豊かにする地方移住 ③暮らしてみたい地域で暮らしていこう
旅をすると、ああここで暮らしてみたいな、と思うことがありますよね。
旅をして惹かれる地域、たびたび訪れてファンになる地域、その地域に知り合いや友達ができて交流が始まる地域ってあるものです。
そんなご縁がきっかけで「いっそのこと、そこで暮らしてみよう!」と行動する人が増えていると思います。
時代の変化が著しく変わる昨今、安泰な企業などあろうはずもなく、終身雇用制度や右肩上がりの給与アップや昇進がなくなりつつある今、企業にしがみつかない生き方をする人が多いのではないでしょうか。
自分自身の価値観で、自分自身が納得できる世界で、自分自身が咲きたい場所を選び、自分自身を活かせる仕事を選び創り、自分自身を咲きたいように咲かせるという、自分軸の生き方の方が現実的かもしれません。
見栄や成り行きで疲労困憊で生きている都会暮らしに行き詰まりを感じ、もっと自分や家族に向き合えるゆとりある豊かな暮らしを考えた時、「ここで暮らしてみたいな」という感覚が芽生える地域に出会えるのかもしれません。
暮らしたい地域で暮らすという選択は、暮らす場所を、自分の価値基準や感覚で選ぶということかもしれません。
惹かれるから、ファンだから、友達がいるから、その地域が好きだから、というご縁で暮らす場所を選ぶ時、自分で納得できる人生が始まるのかもしれません。
もちろん旅と暮らしは違うのですが、旅するように暮らすという概念で、ずっとその地域の良いところを見続けると良いかもしれませんね。
一昔に言われた「郷に入れば郷に従え」「根付く」「土着する」「地域貢献地域奉仕」といったことは必須ではないように思います。
縁も所縁もなく知り合いもおらず好きでもない地域に移り住む場合は、そういう覚悟で地域に馴染もうとする努力が必要かもしれませんが、その地域が好きだという前提があれば、無理せず地域に馴染めていくのではないでしょうか。
好きだと思い続けるには、日々、小さな「好き」をたくさん見つけて、思いを重ねていくこと、日々の暮らしを好きになることです。
暮らしとは日々の営みのこと。
旅のように、新しい出会いや感動が続くわけではありません。そして、地域社会には光も影も明暗もあり、人の社会が作り出す良くない出来事や、思いがけない苦労や不運もあると思います。
しかし、日々の営みの中に、日々を取り巻く事柄に、小さな「好き」をたくさん見つけていくことで、暮らしが幸せに満ちたものになるはずです。
地方は都市と違い、エキサイティングで新しいことはあまり起きません。その代わり、幸せを感じて暮らせる豊かな日々があります。
そこで暮らしてみたいなと思った時、そこに幸せな感触を感じるはず。
暮らしてみたい地域で暮らしていきましょう。
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