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ローカルアイドル✕地元デートソングというご当地PR、幼なじみとデートしてる感が最強。

日本全国、津々浦々。
ローカルアイドルと呼ばれる地域密着のアイドルがいます。

アイドルごとに、活動エリアはいろいろ。

都道府県を背負っているアイドルもいれば、市町村から、もっとコンパクトなエリアを拠点に活動しているケースもあります。


ローカルアイドルは、
 ・3.11以降の「地元を盛り上げよう!」という機運
 ・AKB48のブレイクと派生したご当地グループ
を背景に、2010年代以降に勢いは加速し、今や全国に無数のグループが誕生しています。


この地域に根ざしたローカルアイドル。
地元デートソングを歌うと、まさに最強で無敵になって、弱点なんて見当たらない一番星を宿してるという話をします。


ローカルアイドルによる最強の地元ソング


具体的な話をしましょう。
僕の最推しの、地元デートソングです。

聴いてください、どうぞ。

サンシャイン日本海/Negicco

信濃川ヨットハーバー ビール一杯だけ
シーサイドライン走って 夕暮れ渚歩いて

サンシャイン日本海/Negicco

いや、ほんと。
この曲は、ローカルアイドルによる地元デートソングの到達点ですよ。


Negiccoは、新潟発のアイドル。
ローカルアイドルの始祖的な存在。始祖鳥です。

新潟らしさにあふれ、日本海沿いでのデートスポットが数多く登場する曲です。


地元民からすると、きっと

「おー、あそこね!一緒に行ってみたい!」

うむ。思っちゃうことでしょう。

僕みたいな、よそ者の場合は

「案内して!」
「ドライブで巡りながら地元のうんちくを教えて!」

うむ。思っちゃいますね。


なぜアイドルは地元を歌わないのか


こんな曲をもっと聞かせてくれ!
と探し回っているんですが

ローカルアイドル…。
あんまり地元のことを歌ってなくね?


いや、もちろん歌っている曲もあります。
どれも、ステキな曲。

だけど少ないんですよ。
もっともっと、どっさりあっていいはず。

もっともっと普及してほしい!
なんで普及しねえんだ!


普及しない悔しさから、僕は修羅となり、血の涙を流しながら考えました。

そしてたどり着きました。

ローカルアイドルは「地元をPRする」という役割が求められていないんじゃないだろうか。

ローカルアイドルよりも、普及していて、地域を背負ったキャラクターとして「ゆるキャラ」があります。
「くまもん」とか。
「ひこにゃん」とか。
「ふなっしー」はちょっと違うか。

「ゆるキャラ」は、地域の魅力を外に伝える役割を背負っています。
極端な言い方をすると、地方を都会に輸出する役割


一方で、「ローカルアイドル」の活躍のフィールドは地域内。
都会的アイドル文化を、都会から地方に輸入してくる役割という印象です。

ローカルアイドルのターゲットは地域内が中心。だから、わざわざ地方っぽさを強調して、都会っぽさから遠ざかる必要はない。そう、歌詞に地名はいれる必要がない。

ということではなかろうか。

ローカルアイドルから、全国区のスターへの道は地続きです。

福岡の「Rev. from DVL」出身の橋本環奈しかり、
青森の「りんご娘」出身の王林しかり。

誰もが目を奪われてく地方発のスーパーアイドルは、これからも現れるでしょう。金輪際あらわれない、なんてことはありません。

ローカルアイドルのファンは、地元だけではなく全国にいます。だから、もっともっと、全国に向けて、地方らしさを輸出してもいいと思うんですよね。


僕らを、地元のデートにつれてって


そんなわけで、ローカルアイドルが駆け上がっていく意味でも、地方の魅力を伝える意味でも、
「ローカルアイドル✕地元デートソング」は最強のPR方法だと思うんですよね!


地元をよく知る人と、背伸びせずに心地よく地域を巡っている感じ。
デートという、日常の中の特別な日。

幼なじみとデートするかのような、郷土愛と恋愛が混ざり合ったおだやかな時間が描かれているんですよ。

地域の魅力が一番引き出されるシチュエーションだと思う。

あぁ。すばらしい。


都道府県すべてを、デートソングで巡りたい。
僕らを、地元のデートにつれてって!


しめっぽいの大阪デートソング
今さら道頓堀/NMB48




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