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赤髪のシャンクスも好きな「ふるさとの酒」の魅力
日本酒は好きですか。
僕は、コロナ前までは「はい!好きです!」と言ってました。ただ、ここ数年でちょいと状況が変わりました。
飲まなくなったけど変わらず好き
コロナを経て飲む機会が減った結果、酒に弱くなってしまい、日本酒の量が飲めなくなってしまいました…。
いや、違うな。
量は飲めるんだろうけど「次の日のダメージが深刻になってしまった」&「朝がきついと生活が回らない」というスーパーコンボで飲むのを控えるようになった、が正解かもしれません。
日本酒への愛は変わらず、お酒としては大好きです。なので、朝がきつくてもOKな新時代が来たら、またしこたま飲むようになるかもしれません。
日本酒と地域
居酒屋で日本酒のメニューでは、だいたい
日高見(宮城)
みたいに書かれます。「どの地域の酒か」これが日本酒では、めっちゃ重要な情報なんですよね。
なもんで、飲むときに「今日は、東北のやつから選ぼうかな」って、ゆかりのある地域から選んで注文した経験がある人、結構多いんじゃないでしょうか。
シャンクスも地域が大切って言ってた
これは僕だけの主張じゃありません。
かの有名な大海賊〝赤髪”のシャンクスもこう言っていました。
肌にしみた水から作った酒を越えるものはない。
そうなんですよ。
自分の育った地域や、縁のある所のお酒ってのは愛着が深くなっちゃうものなんですよ。
日本中、いや世界中を旅する赤髪海賊団の大頭が、言っているんだから間違いありません。
東京の多摩の酒
では、東京の酒と聞いて、どう思いますか?
「東京の酒蔵あるの?」というイメージが多い気がします。
いや、あります。
23区に1つ、私の地元である東京西側の多摩地域には8つの酒蔵があります。生産量などの関係から、どれも全国区のお酒ではなく、地元消費が中心ですね。近所のスーパーには「澤乃井」や「多満自慢」は大量に売られています。
味の好みは、人によるのでなんとも言えませんが、僕は好きなものが多いです。多摩地域外の居酒屋ではまずみかけませんが、偶然にも出くわしたなら必ず注文しちゃいます。
多摩の酒の一推しは、あきる野市の「喜正」。実家で父親が燗酒で愛飲していたので、結果自分もよく飲むようになりました。
地元の酒を知ってもらいたい
以前、多摩の酒を何本か仕入れて、宅飲みで友達に振る舞ったことがあります。その時は正直、味は不評でした。涙。
全国区の銘酒に比べれば素朴なものが多いところはあるかな、まあ好みだからしょうがない。
その時、評価はされなかったけど、飲んで知ってもらえたことは良かったなと思ったんですよね。
聞いたところ、赤髪のシャンクスも友達との飲み会で「おれの故郷の酒だ。飲んでくれ!」と地元の酒をすすめた際に、「あまり上等じゃねぇだろ?」と言われたそうです。
なんと。僕もシャンクスも、同じ気持ちを味わっていたとは。
自分の地元のものだから好き。
好きだから人に勧めちゃう。
評価してもらえるかは置いといて。
そんな気持ち。
もし、あなたに何か贈りものをする機会がきたら、是非、僕の育った多摩の酒を贈らせてもらいますね。
この記事のテーマソング:青春の一番札所/チャットモンチー
徳島のことを思いながら、地元のすだち酒で乾杯する様がまぶしい曲です。