SDGsによるつながり拡大、SDGsはアリバイ!

SDGsカードゲーム「X」を知り、その可能性に惹かれたのが2018年5月。そこから、本格的にSDGsについて勉強を始めた、そして繋がりも広げて言った。

正直、カードゲーム「X」に出会うまでは、SDGsに対してネガティブだった。見聞きする事例や話が、これまで行ってきたことに対してラベルを張り替えている事例がほとんどだったから、どうもこれで社会が良くなるとは思えなかった。

ただ、そう思いながらも、仕事柄、また求められる中でSDGsについて取り上げたり、話を求められることも多く自分の中で少しでも前向きに捉えられ、取り組めるチャンスを探していたんだと思う。(元来、楽しい目的が見つけられないと取り組みのモチベーションが保てない人間なんだと思う)

だから、そんな中で出会ったカードゲーム「X」の可能性には心が踊り、色々と想像を膨らませていった。これを使って社会が変わるしくみが作れるんじゃないかと。

まず行なったのは、このカードゲームの存在を多くの人に知ってもらうことだった。環境教育や普及啓発を仕事としているので、環境保全に取り組む人たちは多く知っている。またこれまでのNPO活動で社会教育に携わる人や地域づくりを行う志ある人たちも多く知っていた。この人たちに知らせたいと思った。それが先につながると。

2018年8月。まず、県内で環境教育に携わる人たちや中高生、大学生、学校の先生などが300名近く集まる大交流会(おかやま環境教育ミーティング)にSDGsコーナーを意図して多く作った。幸い、自分がその企画を行なっていたので、実行委員会でSDGs啓発を行うJICAさんや倉敷の青年会議所、そして5月にカードゲーム「X」を教えてくれたEPO中国の方に来てもらうことを提案して、実現させた。

案の定、各ブースは申し込みが殺到し、抽選せざるを得ない状況だったが、正直、そのことがさらに先の展開について自分を奮い立たせた。

大交流会でSDGsのことを話してくれた方達の伝え方や考えがしっかりしていたこともあり、その場に来ていた人たちはみな一様に満足度が高く、その先に可能性を感じたと思う。実際、その声もアンケートだけではなく、直接耳にも届いて来た。

そこで、当日のその場に参加できなかった人たちや抽選で漏れた人たちにゆるく届くイメージで、SDGsに関する勉強会を開催した。講師は、岡山大学の先生でよく知っていて信頼おける方に直接お願いをした。NPOの活動で知り合っていて、SDGsに対する知見だけではなく、その先を見ていることも信頼が高かった。

勉強会も大盛況で、大いに盛り上がった。SDGsを流行りとして捉えるのではなく、社会を変えるツールや考えとしてどう捉えるか、その雰囲気が浸透していく様子を感じた。そして、まさにそれを伝え、共感してもらえる仲間との会話はさらに自分の想像を膨らませた。

※このnote記事は、ゼロイチを作る過程を残して、誰かの参考になればと思って書いているけど、自分の考えを1.5歩〜2歩先に持ち、それを半歩先の内容で周りに伝え、仲間を作り、共感を得ながら先に進めていくのが大切なことだと思っている。そう言う意味で勉強会などを自分で主催していくことは必要なことだと思う。

SDGsはアリバイ

さて、上記の大学の先生と打ち合わせをしていて、ふと言われた言葉が「SDGsはアリバイ」と言う言葉だった。

なるほど!確かにそうだな。何かを変えたい、誰かを動かしたい、一緒にしたい。そう言ったときに共通の合言葉になる、そして理由になる。

こんな便利な言葉はないなと思った。そして、自分の次のゼロイチ作りの手段としての軸になった瞬間だった。


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