柏原拓史(Takushi Kashihara)

環境教育から社会教育活動に関わり、NPO法人を立ち上げたのが30歳。安心・安全な多世代交流の機会を学校教育現場と地域を巻き込んで作る”だっぴ”という活動を岡山県内で10年展開。2020年10月に10年の節目で代表理事を退任し、今はその次の仕組み作りにSDGsを活用しチャレンジ中。

柏原拓史(Takushi Kashihara)

環境教育から社会教育活動に関わり、NPO法人を立ち上げたのが30歳。安心・安全な多世代交流の機会を学校教育現場と地域を巻き込んで作る”だっぴ”という活動を岡山県内で10年展開。2020年10月に10年の節目で代表理事を退任し、今はその次の仕組み作りにSDGsを活用しチャレンジ中。

最近の記事

SDGs×地方創生 ゼロイチなチャレンジの途中経過

実現したいこと若者たちが社会に対して主体的に声を伝える(あげる)ことができ、それを社会が対等に扱う。それが実現されている社会。 これを小・中学生の学校教育と地方行政をSDGsでつなぐことで、仕組みとして作る。子供たちは、高校生、大学生と成長する過程で主体的に社会に関われることに気付きながら学ぶ。 noteを書く理由 このnoteでは、この取り組みを、2020年1月から開始して、形にするまでの記録として不定期に残しています。結果として、ゼロイチで社会に新しい仕組みを作る上で

    • ゼロイチのタネを芽吹かせ、そして”育てるには、”手ごたえを渡すこと”

      この記事では、ゼロイチが形になっていく過程を残して、少しでもそういうことを目指す人の参考になればと思って書いています。 もちろん、今のチャレンジと構想がゼロイチになって行かないと行けないのですが、コツコツと撒いてきた種がいよいよ来週から芽吹いて行こうとしています。 来週にはその様子と内容を記事として残したいのですが、今日はその種が芽吹いて先に行くための別の視点を残しておこうと思います。 それは、手ごたえを渡していくこと社会に生まれるゼロイチ構想は最初に考えた人がいて、そ

      • 金沢工業大学での学びと展開

        2020年1月に行われた金沢工業大学でのSDGsカードゲーム「X」の認定ファシリテーター講習会。 3日間の講習だったが、50人以上の人が全国から参加していて、大企業のSDGs担当者から高校の先生、大学教授、大学生、NPO関係者まで本当に様々だった。5人くらいのグループに分かれてカードゲーム「X」の背景をSDGsの本質とともに学べたこの3日間は本当に有意義だった。 講習中、色々なアイデアが思い浮かんできて、その本質をノートに書き留める傍、パソコンで今後の展開について書きとめ

        • 誰でもできるプログラムを作る。

          SDGsの勉強会などを行なっていると、自分のところでも教えて欲しい、話して欲しいと言った相談がやってくるようになった。 もともと、人に分かりやすく伝えることは苦手ではないので自分の知識や考えで役に立てるのであればと積極的に受けるようにした。 最初はネガティブなイメージを持っていたSDGsだったが、アリバイと思ってからは、どうにか活用して社会の変化、変革につなげるかことが関心のテーマだった。ゼロイチの構想をこの頃から模索はしていた。 相談内容は地元の信用金庫での経営者向け

          気候変動について伝える動画を高校生と共に作る。そんなできることをやり続けていく新たなゼロイチ。

          昨日、2021年3月17日に地元の高校に打ち合わせに行って来た。 話の内容は、高校生たちに中高生向けのある動画を作らないかと持ちかけるため。 気候変動問題について。 今の地球温暖化問題と起きている現象、予想される未来と繋ぎたい未来。そのために今、地域で世界で、それぞれの場所で変えようと動いているチャレンジ。その可能性と実現性。それらを中高生が知っていく必要がある。 そのための動画を高校生自身が作る。そう言う手伝いができないかと思った。 各都道府県には、地球温暖化防止

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          SDGsによるつながり拡大、SDGsはアリバイ!

          SDGsカードゲーム「X」を知り、その可能性に惹かれたのが2018年5月。そこから、本格的にSDGsについて勉強を始めた、そして繋がりも広げて言った。 正直、カードゲーム「X」に出会うまでは、SDGsに対してネガティブだった。見聞きする事例や話が、これまで行ってきたことに対してラベルを張り替えている事例がほとんどだったから、どうもこれで社会が良くなるとは思えなかった。 ただ、そう思いながらも、仕事柄、また求められる中でSDGsについて取り上げたり、話を求められることも多く

          SDGsによるつながり拡大、SDGsはアリバイ!

          心をつなげる

          倉敷市真備町は、2年半前に豪雨災害に遭い多くの方が被災した地域。 その真備地域にある小学校の評議員を縁あって仰せつかっています。今日は、その第3回目となる評議委員会でした。 学校の授業の様子を1年生から6年生まで見させてもらってから、学校の様子や学校評価アンケートの子ども達や保護者の方々、先生たちの様子についてざっくばらんに会話をします。 と言っても、この学校は先生たちと地域が心を通わせていて、豪雨災害から新型コロナ禍の中での対応と助け合いなど、とても素晴らしい学校運営

          SDGsカードゲーム「X」との出会い

          まだまだ前置き(笑) 岡山に犬島と言う有人島がある。 1時間くらいで一周できてしまう小さな島で最近は瀬戸内国際芸術祭の会場にもなっている懐かしくも新しい島。 自分の次の動きのきっかけはこの島で行なった若者向けの環境教育合宿だった。 時は、2019年5月。 NPO法人の活動と展開も新しいステージを迎える中で、本業の環境保全の仕事では、本部の人事の仕事から異動になり、久しぶりに環境教育の現場に復帰した。 環境教育の現場では、相変わらず高齢化が進んでいて、若者発掘が必要

          SDGsカードゲーム「X」との出会い

          構想のキーワード「SDGs」

          ゼロイチの構想に欠かせないキーワードが「SDGs」 なぜ、これまで中高生や大学生など若者に向けた活動を行ってきて、今SDGsをキーワードに新しいチャレンジをしようとしているのか。 ここでは、その理由と背景を今までの自分の経緯を含めて少しだけ書いておこうと思う。 ちなみに、このnoteの記事。これからゼロイチを作りたいと言う人の参考になればと書いているので、自分のこれまでの道のりもできるだけ煩雑にならない程度で書いていこうと思う。 さて、自分の本業は、環境教育の実践や普

          構想のキーワード「SDGs」

          イチの内容

          NPO法人だっぴを立ち上げて、がむしゃらに挑戦した30代。多くの喜びと自分への発見、後悔、葛藤、仲間との出会い。トライ&エラー。 その中で育ってきた仕組みは自分の手を離れて社会のものになっていった。 そして、その過程で、その次の景色も自分の中に見えてきて、それを実現するための新しい挑戦をしたいとも思うようになった。 次の景色。イチの内容。 若者たちが社会に対して自信を持って声を伝えることができ、それを社会が対等に扱う仕組み、雰囲気。それが実現できている社会。 これを

          ゼロからイチを作る、その記録を残す。

          note最初の投稿。 どうして、書くのかを最初に書いておこうと思う。始める目的。理由。 去年の10月にNPO法人だっぴの代表を退いた。 約10年活動をして、任意団体からNPO法人になり、今まで世の中になかった仕組み、動きを作ることにチャレンジした。 大学生が地域の魅力的な大人とフラットに交流し、立場を超えてそれぞれの中と外に化学反応を起こすことで始めた活動は、中学生、高校生に対象を広げ、10年経った今は学校教育と地域の大人を繋ぐ入り口とその後の地域力にも繋がる活動とな

          ゼロからイチを作る、その記録を残す。