ボボステを見た。そこには何も残らなかったけど、それでいいのかも。
ボボボーボ・ボーボボは小学校の時に衝撃を受けた。コロコロコミックでゲラゲラ笑っていた時に、どこかの移り変わりで週刊誌に移行する時が来る。もうコロコロ見ないでしょ…って時にジャンプを手にする少年少女は多いと思う。その移行期間はどこかは未だに学会で解明されていないがとにかく、ジャンプを読むようになった俺が最初に読んだのがボボボーボ・ボーボボだった。
意味がわからなかったが、とにかくむちゃくちゃに笑ったのを覚えている。「なんだこのマンガは!?」と衝撃を受けたのを覚えている。軍艦と戦うところ辺りだったのも覚えている。とにかくむちゃくちゃに衝撃を受けて夢中になって読んだ。
衝撃だったけど、じゃあ覚えているのどこ?って言われたら、えーっと…ってなる。何故だろう。あんなに面白く、衝撃を受けて後の影響を確実に受けた漫画の内容を、事細かには覚えていない。
しかしそれで良いのかも知れない。そう思った。アニメも同じように、誰かに言われたらあったあった!ってなるけど、じゃあ事細かに話してって言われると…うーん…ってなる。WILDCHALLENGERは完璧に歌えるんだけど…
そして気づいたら、ボーボボが舞台になっていた。どういうことや。
ということで配信で見ました。とにかく面白かった。ビュティはビュティだったし、首領パッチもすべてがちゃんとボーボボだった。2時間近くで最終話までやるとかいう意味不明さもボーボボならまぁいいかってなったし、やっぱり主題歌流れると滅茶苦茶熱くなったし、原作のあったあった!ってシーンや。こんなシーンあったっけ…でもあった気がする。のオンパレードだし、ちょっとしたメタ発言もボーボボならいいかってなるし、原作とかにある限りないいきなりの暴力性も再現されていた。そしてアニメ、マンガで感じた衝撃と、一体何を見せられているんだ…というあの感覚を取り戻した。
そして見た最後の感想は。
面白かったけど、よく覚えていない。
でもこれは俺が当時ボーボボのマンガに抱いていた感情と同じだった。インだと思った。こういうので、事細かに好きなものを覚えていなくてもそこに面白かったっていう感想と、強烈ななにかのインパクトがあれば。だってぶっ壊してェんだ常識ってやつを。
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