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途中下車の旅(015)札沼線下徳富駅

◎所在地・北海道樺戸郡新十津川町字花月
◎所属路線・札沼線(桑園起点71.5㌔)
◎開業年月日・1934年(昭和09年)10月10日
◎途中下車日・2006年(平成08年)01月02日
◎廃止年月日・2020年(令和02年)05月07日


札沼線下徳富駅駅舎

函館本線砂川駅近くの、北海道中央バス砂川ターミナルからバスに乗り、約10分で、花月市街停留所で下車。花月市街停留所から除雪された道を10分ほど歩けば、札沼線下徳富駅に着いた。

無人駅にしては、立派な駅舎が建っており、駅前に農業倉庫があったから、昔は札沼線に貨物列車が存在していた時代は、この下徳富駅から貨物列車で、近辺で採れた農作物を出荷していたんだろうなと思った。


数少ない列車便数
掲示類はこれだけ。

ホームに立つと、目の前には雪が積もった農地が広々広がっていた。
澄み切った空気を、思いっきり吸い込むと、冬の北の大地の薫りがしたような気がした。


札沼線下徳富駅駅名標
私の足跡しかない、下徳富駅ホーム

暫く、白銀に包まれた下徳富駅に立っていたら、ホームから見渡せる石狩平野の遠くから、石狩当別から来た新十津川行のワンマン列車が近付いて来たのが遠景出来た。

ホームから起点の桑園方面を見れば
新十津川行ワンマン列車が近付いてきた
(画像右端に、ヘッドライト輝かせた列車の姿が)
石狩平野を進む、キハ40系気動車の
ワンマン普通列車新十津川行
(撮影 札沼線下徳富駅)

こんな、旅情ある下徳富駅だが、この14年後に札沼線北海道医療大学駅から新十津川駅まで廃止され、もう、この様な光景は、残念ながら、見られなくなってしまった。

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