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一生使うと決めた香水の話

大好きな香水があります。Abel の「ホワイトベチバー」。
通販サイトの紹介によると、こういう香りです。

弾ける泡に、新鮮なライムとミントの爽快感。真っ白なキャンバスの上に、交差する木漏れ日。それは儚くも透き通っていて。長いトンネルを抜け出た先に見える新しい希望の光。

NOSE SHOP

分かるような、分からないような。香水の説明ってどれもすごく詩的だ。

トップ|ライム、スペアミント、ベルガモット
ボディ|ジンジャー、パルマローズ
ベース|ベチバー、バニラ、アンバーグリス

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最初にトップノートがスカッと強く香って、次に甘いバニラの香りが残ります。個人的にはアルコールと土の香りだなあと思います。『天然香水』にこだわっているだけある、自然界の香り。

Abel
アベル|LIVING FRAGRANCE〜生きている香水

ワイン醸造家であるひとりの女性フランシス・シューマックによって、2013年、オランダ アムステルダムで設立された。目的は至ってシンプルで、世界最高の天然香水を作ること。かねてより彼女は、ワインの原料であるブドウが発酵し、絶えず変化し、美味しいワインとしてグラスに注がれた瞬間をも生き続けている、天然素材の力強さと豊かな香り、なによりその神秘に魅了されていた。ワインのように「生きている香水」をつくることを掲げ、最高のオーガニック原料と、天然単離香料だけをブレンドした100%ナチュラルの香水の制作がはじまる。その調香は、ゲラン、ランコムなどの香水を手がける若きマスターパフューマー、アイザック・シンクレアが担っている。「アベル」のフレグランスは、完璧にデザインされた従来の香水とは全く別物。香りをまとう人の肌や体温との化学反応によって、幾通りにも偶然に香る。息づくようなホリスティックな香りは、1日を通して絶えず進化する。

NOSE SHOP

香りについては下記のブログがうまく言語化してくれていました。
秋の香り、そうそう、それそれ、みたいな。
稲刈り後の田んぼで追いかけっこするとこんな香りするよね、みたいな。
大好きな稲と土の香りを思い出します。
晩秋の荒野、細い木漏れ日、冷たくなり始めた風邪、大地のイメージ。けれど寂しいわけではなくて、やはり残る暖かさが『希望』なんだろうか。
全然香水に詳しくないので分からないのですが。

ホワイトベチバーとの出会いは、友達と「香水ガチャしたいよね」とNOSE SHOPにある香水ガチャを回しに行ったのがきっかけでした。偶然出たのがAbelのホワイトベチバー。一目惚れでした。目じゃないけど。「この香水を一生使いたい」と思いました。
他にも金木犀とか白檀とか沈香とか、好きな香りはたくさんあるのですが、イネ科のベチバーの香りに落ち着いたのは私らしいっちゃ私らしいなと思います。秋に生まれ、田んぼの近くで育ったので郷愁もあるのでしょう、きっと。

残り少なくなった香水のボトルを見て、新しいの買おうと色んな香水を見に行きましたが、結局ホワイトベチバーをリピートすることに決めたのでnoteを書きました。私が一生使う香水の話です。



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