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地域における子ども時代の体験の価値
LOCAL EDUCATION LABは地域の人や企業がもつ多様なリソースで、社会とつながる学びの機会の協創を呼び掛けています。
その目的や意義を説明する際によく紹介する資料があります。
ひとつは教育業界ではよく知られている溝上慎一先生の「10年トランジション調査」で、「高校二年生秋頃には、仕事・社会へのトランジションに向けた資質・能力や学習態度はある程度仕上がってきている」ということです。要するにそれ以降はパーソナリティは変わりにくく、いかに高校年代までの体験が重要であるかを示しています。
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そしてもうひとつは三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「魅力ある高校づくり(高校魅力化)の卒業後の波及効果について」というレポートにおいて、高校時代に豊かな学習活動・学習環境を経験したり、地域資源や地域の大人に触れる機会が多かった若者は、進学等で地元を離れたとしても地域への貢献意識や愛着が高いという調査結果が確認されていることです。「いずれは高校時代を過ごした地域で働きたい」という意識も高くなっており、地域産業の担い手づくりに繋がる期待もあります。
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(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
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この2つを掛け合わせると、地域の子ども達に豊かな学びや体験の機会を提供することは、地域産業界にとっても、そして地域社会全体にとってもコストではなく、将来への投資であると私は考えています。
地域の様々なリソースを集めて、つながって、より豊かな学びや体験の機会を協創するコミュニティ・プラットフォームをLELは目指しています。