直接会えないならZoomで転送したらいいと思うよ〜転送対談のススメ
直接会えないから、Zoomなどのビデオ会議システムを使い始めた人も多いよね。また、Zoom使った対談やウェビナーなんかのコンテンツも増えてきたなーって思います。
ただ、だいたいはこういう感じの画面ですよね。
でも、コンテンツとして配信をやってきた僕らには退屈。
そんで、この画面にも飽きてない? 飽きてるよね?
で、ふと思いついて、京都のヒマスタ型スタジオの田中さんに実験のお願いをしました。
京都の田中さんのスタジオは居抜きの美容室を使ったスタジオで、2人が正面を向いて対談するスタイルなので、転送実験に向いていそうだなってのもありましたが、こういう実験好きそうでは?と思って連絡したら3.5秒で快諾いただきましたw
↑超話が早い
京都のスタジオに、東京から出演する
ものすごく単純に仕組みを紹介すると、上記のようになる。
そんで、合成した様子がこちら
どうでしょう?けっこう一緒にいるように見えない?
約370km離れたスタジオに遠隔でゲスト出演。画面をみた瞬間に、けっこうワクワクした。
これ、いろんなスタジオに転送出演したら、めっちゃ楽しいんじゃない??
これを『転送対談システム』と名付けることにしました。似たような事例がないか探しましたが、サンデーモーニングで「バーチャル張本」というのをやっていたみたいですが、他ではあまり見かけないですね。
ゲスト側の構成(送出側=東京)
ゲスト側はグリーバックで撮影し、その映像をZoomを介して京都のスタジオへ僕の映像を送ります、以上。
マジでそれだけです、簡単ですね。
グリーンバックは一家に1枚はあると思いますが、もしお持ちでなければ僕も田中さんも使っている↓がオススメです。
ホスト側の構成(受け側=京都)
ホスト側はグリーンバックで受けた映像を映像ミキサーで京都の映像とクロマキー合成します。なので、ホスト側はちょっと特殊な機材が必要ですね。
撮ってみて思ったんだけど、もしかして、Zoomのバーチャル背景を緑色にすりゃいいんじゃない?と気がついて、やってみました。
ちょっと、実在感が薄くなるので、グリーンバックの方がいいなと思いましたが、ゲスト側がグリーンバックを持っていなければそれも選択肢になるかも。
トライ&エラー
もちろん、初めての挑戦だったので、試行錯誤をいっぱいしました(ノーカットの動画でご覧ください)
ゲストがデカすぎ
ホワイトバランス(色味)が合っていない
いい感じにそろってきたので、記念撮影(フェイクです、残念ながらツーショットは撮れません)
上手くいったので思わずハイタッチ。
映像を合わせるのが主目的だったので、いろいろ課題はありましたが、一番の課題は「ゲスト側が合成後の画をリアルタイムに見られない」でした。
ホスト側の田中さんは2つの画が合成されている様子を見るモニターがあるため違和感はないのですが、ゲスト側の僕はFacebookで配信されている画を見ているので、数十秒のディレイがあります。
出来れば、ゲスト側でもモニター出来るようになればいいなと思いました。
あと、音声のバランスのチェックをしていなかったので、配信の音声はちょっと聞きづらいかも(今回は画の実験を優先したので、そこまで気が回らず)
オススメのクロマキー合成可能な映像ミキサー
クロマキー合成をするには、いろいろ方法があるのですが、ビデオミキサーを使うのが一般的。
今だと品薄ですがATEM miniシリーズなんかいいですね。
僕や田中さんはRolandを使っています。
Roland VR-4HD(田中モデル)
Roland V-1HD(ロビーモデル)
今だったら、ちょっと値がはりますけどRolandのV-8HDが激推し
謝辞
発想の元は、おおつねさんのnoteにあった1枚の写真でした。
グリーンバックで背景にZoomの映像を映したこの写真を見て、ピンときたのです。
記事もZoomでリッチな配信をするヒントが詰まったとても良い記事なので是非読んでみて!
全ての発想は他者のアイデアから。おおつねさん、ぴちきょさん、ありがとうございました。
そして、このアイデアが誰かのアイデアに繋がって、より面白いことがおこりますように。
実験の全容
FacebookLiveで配信した実験動画のフルバージョンです。画質のよいバージョンはFacebookで観られます(リンク制限されているかもしれませんが)
おまけ
比率を無視するとこんな感じ
巨人実験(別の角度のカメラから撮ったので、東京スタジオのグリーンバックの外側のカーテンが写っていますね)
スクリーン映写風(クロマキー的には一番スタンダードな使い方かな??)
ぴょん吉実験
ここまでご覧いただき、あろいがとうございました。面白かったらスキとコメントお願いします、励みになります。