リバネスCEOが考える「逆流が起こる世界」とは 2021年1月
2020年代は逆流の時代である。
2019年まで「家」は、人が住み団欒する場所の象徴であった。家から都内に通勤して高層ビルで1日働き、また家に移動する。これは戦後60年間で当たり前の風景になった。しかし、これからは家が働く場所になり、移動は通勤ではなく好きな時に街に遊びに行くための手段になる。
これは「家業」という概念に戻るということではないか。家業は戦前の日本における働き方のベースにあった。地域のコミュニティ内で生活に必要なことを手分けしながら業を営み、稼いだお金は街に出て