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商流、金融(金流)、情報流が互換性ある標準化されたシステムで仕入元から販売先まで一気通貫に「面」として展開されるEDI(電子データ交換)が必要であることは、連日、本稿で述べているとおりだ。
cf.業務の効率性と生産性の向上には、商流EDIの標準化と金融(金流)EDIとの接続が必須です。
cf.必要なのは商流、金融(金流)、情報流が互換性のある標準化されたシステムで「面」として展開されるEDI。
cf.販売費及び一般管理費に係る取引の電子インボイス化の課
 しかし、ここにもう一つ重要なビジネスチェーンがある。
 物流だ。

 物流における課題は短納期発注検品
 短納期発注が求められる大きな理由に、発注者の在庫管理の問題がある。在庫管理が厳密に行えていないために、どうしても短納期での納品が必要となるのだ。しかし、EDIの導入で単品管理が可能になり、在庫管理の精度が上がれば、この短納期発注の問題は解決できる。ビジネスチェーンのEDI化と一体で検討する必要があろう。
 もう一つの課題、検品は少し厄介だ。
 かつては出荷時の精度が低く、納品の都度に検品が必要であった。最近は精度が上がりエラーの発生が低くなったところから、事前に出荷情報を電子的に連携させ、発送元での検品のみで納品先での検品を省略することが検討されている。この方法は統制上の問題が残っていて、すぐに採用することは適当とは言えない。今後の検討が望まれる。
 

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