壁を越えるたびに見える新たな景色
メンバーたちの「本音」に迫る、『Real Talk:メンバーの本音』。
働いているメンバーたちが考えていることや社内の雰囲気について、メンバーへのインタビューを通してお伝えします。
本日は、リテールメディア部でAdCoinzの導入案内や運用管理を行う浜辺由貴(はまべ・ゆき)さんにインタビューさせていただきました。リテールメディア部の立ち上げ時から第一線でお客様と向き合ってきた浜辺さんの「本音」に迫ります。
知り合いからの紹介での入社
ガラケーからスマートフォンへの移行が始まった当時、私はコンテンツ会社で働いていました。コンテンツをスマホに対応させるべく、まだ一般的ではなかった「アプリ」について情報を集め、日々奮闘していました。今ではサブスクリプション型の課金モデルが主流になっていますが、当時はAppleもGoogleもこのモデルを認めておらず、国内キャリアも未対応でした。自前でユーザー登録のプラットフォームを作り上げ、スマホに対応させる仕組みを整えたのは、非常に良い経験でしたね。
この頃、仕事で情報交換をしていた方の一人に声をかけてもらったことが、LMIに入社するきっかけとなりました。
リテールテック事業で培った現場の知識
入社後は、LMIが積極的に導入を進めていた店舗におけるAIカメラの導入の提案を行っていました。特に印象深いのは、アシックスさまや京王電鉄さまと行った案件ですね。毎週の定例会や分析を通じて、お客様の悩みに応え、より効果的なサービス提供を目指しました。
当時は深夜に行う設置作業もあり、はたから見ると「大変そう」と思われていたかもしれませんが、問題が起きたときにその場で対応できるのは、やはり現場にいるからこその強みだと感じています。現場にいなくとも、不具合やトラブルも発生した際には、やはり現場での対応経験があるからこそ、すぐに対策を見つけ、次に生かすことができたんです。この経験が、現在のAdCoinz導入に伴うお客様へのフォローにつながっていると思います。
コロナ禍での試練と踏み出した一歩
現在のリテールメディア部でのポジションに異動したのは、ちょうどコロナ禍で壁にぶつかっていた時期でした。リテールテックのサービスを行いながら、店舗の来客数が激減し、顧客ニーズも変わる中で、「どうしたらクライアントの皆様のニーズに応えられるのか?」と、毎日模索し続けていました。行政も不安定で週単位で方針が変わる中、一歩一歩突破口を探すしかなかったんです。先が見えない不安がありながらも、毎日動き続けることが大事だと自分に言い聞かせていました。
前職の頃からよく考えていたことではありますが、「100%努力した成果が今すぐには出なくても、目の前の仕事に全力で向き合うことがいつか自分を助ける」という想いをもって日々を過ごしていたと思います。新設されたリテールメディア部に異動してからもこの想いを信じて動き続けられているのは、この時期の経験があってこそです。お客様に対して誠実でいること、これこそが私にとって何より大切な信念です。こうした想いがあるからこそ、今も長いお付き合いが続いているお客様がいるのかもしれないと感じています。
仕事の上で大切にしている「お客様第一」の姿勢
どんなに準備をしても、やはりトラブルはつきものです。でも、そんな時こそ「私たちの本当の仕事が試される」と思います。お客様が安心してサービスを利用できるよう、トラブルの際にも最善のサポートを提供することが私の使命です。
小さなことであっても、常にお客様に対して誠実でいる姿勢が大切だと感じます。100%の力で向き合ってこそ、結果がついてくる。これは今も昔も変わらない、私にとっての仕事の基本です。長い関係を築くための基盤は、日々のやりとりの中で信頼を少しずつ積み重ねることだと思っています。
目指すべきサービスのかたち
これから取り組みたいことは、さらに「シンプルで使いやすいサービス」を提供することです。例えば、お店の正解はそれぞれ違うかもしれませんが、AdCoinzを導入してお客さんが増えた、売上が上がった、といったお声をいただけたら私たちとしても嬉しいです。シンプルに、使いやすく、楽しい。長く愛用していただくためにも、そんなサービスを目指していけたらと思います。