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コンプレックスが自信に変わった日 バナナの魔法
大人になって毎日メイクをするようになった。
メイクをした自分を見ても忙しい毎日の中では、メイクを初めてした時のきらきらわくわくした気持ちはどこか遠いものになっている。
でもあの時の感動は特別で、今も胸の中でパチパチ弾けている。私が初めて手にしたコスメはスキンフードのバナナマスカラ🍌
私の一重へのコンプレックスが少し軽くなった記念すべきコスメだ。
今はもう販売されていないが当時の「オルチャンメイク」にはなくてはならないアイテムだった。
今では考えられないぐらいアイラインを太く引いて睫毛にボリュームを出して肌は雪より白く。
これが当時の流行
私は自分の一重に大きなコンプレックスを持っていたので、ナチュラルに盛れるこのマスカラが魔法のアイテムに見えた。
今みたいにLOFTやPLAZAで手軽に韓国コスメが手に入る事は無かったので、親に頼み込んで初めてネットで買い物をした。
到着した時は真っ先に下手くそな手つきで睫毛につけたのを覚えている。
バナナマスカラは落ちにくいけど落としやすいを売りにしていた。
現在、韓国ブランドのマスカラの主流は「落ちにくく落としにくい。
カールキープ、ボリュームキープはバッチリ」だと思うが個人的にバナナマスカラは落としやすくて好きだった(持続性はあまり無く目の周りを気にせずゴシゴシ擦ったらパンダになった記憶もある)
気づくとバナナマスカラは消え去って
新しいアイテムに入れ替わっていた
そうか今は別のコスメが誰かに自信を与える役をこなしているのかとなんだか涙が出そうになった
私は今日もメイクをする。
自分をより好きになれる特別な鎧だから。