好きな人のことを説明できる恋愛は、いい恋愛だと思う。
自分の好きな人のことを説明できない。説明したら否定されることがわかってるから。
それに気づいた時、好きな人のことを説明できる恋愛は、いい恋愛なのだと思った。
どこで出会って、相手になにを感じて、どんなことをして。
私は、親はおろか友達にすらこの人のことを上記のひとつも説明できない。
辛い。
実るか分からないとかいうレベルでは無い、恋愛と呼んでいいのかも分からない、そんな気持ちを抱えて這いつくばって悶えている。
あーあ。なんでこんなことしてるんだろう。
そんなことを言いつつ、"予定が合えば" 映画を一緒に見に行ける "かもしれない" というだけで、ダイエットをしている。
インスタのストーリーにつけられた<いいね>をスクショして、ニヤニヤしている。
だが、どうしようも無く好きになってしまったのだから、この気持ちの行き場が決まるまで抱えて生きていくしかない。
例え、相手からは都合のいい女だと思われていても、あたしを見て、と健気にしっぽを振り続けるのだ。
いつかいつかと残酷な期待を胸に宿して。