お金の生産性を高める:ここ半年間で、価値の大きいと感じた支出の1位は引っ越し
ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」の中で、お金の生産性を高めることの重要性が挙げられています。
わたしなりに解釈したお金の生産性を高めることとは、自分が本当に好きなことややりたいことに素直になって生きることを目指し、希少資源である「時間」と「お金」をどう使うかを考えることです。
自分にとって価値のあるお金の使い方ができたどうかで、お金の使い方を判断することは、とても難しいです。多くの場合は、支出の過多でお金の使い方を判断してしまいがちですが、むしろどれだけお金がかかったかはどうでもよくて、価値のある使い方を貫くということです。
そして、価値のあるお金の使い方だと自分自身で判断できた場合は、迷うことなくお金を使うという考え方でもあります。価値判断ができたものに対しては、お金に糸目をつけないという姿勢と言えるかな。
その価値基準を見つける1つの方法として、ちきりんさんの本では「価値の大きかった支出トップ3」を書き出してみることが挙げられています。せっかくなので、トップ3を振り返ってみることにします。
1位:引っ越し。約40万円
一番価値があると感じたのは、引っ越しでした。かなり長期期間住んだ場所から、新しい場所への引っ越し。基本的にものぐさで、あまり変化を好まないのがわたしの性格。住めば都という感じで、前の場所を離れることはあまり考えていませんでしたし、何より引っ越しが面倒だと思っていました。
なぜ引っ越しをしたかというと、ライフステージの変化です。一人暮らし以外の暮らし方へのシフト。そろそろ一人暮らしも飽きてきたと感じていたことが大きいです。
いざ引っ越しをしてみると、準備がとても面倒でした。引っ越しの手続き、住居の選定、不動産会社との交渉、住所変更、その他もろもろの手続きを含めて、やることが多すぎます。ただ、これを体験したことが今までほぼなかったので、いい経験になったな、また引っ越しをすることになったときは、もっとスムーズにできるな、と確信できるようになりました。
通勤時間はストレスになるという当たり前の気づき
実際に新しい土地で暮らしてみると、それこそいろんな気づきが得られます。一番は、通勤時間が増えることにかなりのストレスを感じるようになったこと。
わずか10分ほど通勤時間が増えただけですが、住んでいる場所の主要沿線は本当に朝の電車が混みます。混んでいる電車に乗っている時間は15分ほどかもしれませんが、異様に消耗することを学んだわけです。次に引っ越しをするときは、職住が隣接している場所を選ぶことが判断基準の上の方に上がってきます。
気軽に入れる飲食店が家の近くにないのは辛い
あとは、気軽に入れる美味しい飲食店が家の近くにあることが必須条件だと感じるようにもなりました。自分で料理をすることには無頓着なのですが、食べることに対する好奇心は旺盛です。
毎日、美味しいものを探して街を歩いている感じがあるのですが、今の家の近くにはそういった店はあまりありません。これが意外とストレスに感じるんです。これは引っ越しする前は全く気付きませんでした。
ベストな銭湯が通勤経路にあると、QOLが爆上がり
銭湯とサウナが好きで、週に1回以上は通ってしまいます。特に夏場が近づくと、仕事終わりのサウナが本当に格別です。清潔感があって、サウナを完備し、ボディーソープなどが無料で使える銭湯は、なかなかありません。
前に住んでいる街では、近くにそういった銭湯があってよく通っていたのですが、新しい街でそれを見つけるのに苦労しました。今は通勤経路のちょうど真ん中ぐらいの駅で上記の条件に合致する銭湯を見つけてしまい、仕事後の銭湯サウナが楽しみになりました。
こういった施設が近くにあることも、クオリティオブライフを高めることにつながるんだなと気づいたわけです。
これだけの気づきをもたらしてくれるのが、価値のあるお金の使い方
お金の生産性を高めることについて考えたところ、「新たな経験をすることで気づきが増え、生活の質が上がっていくこと」を体験できることが、今のところベストな使い方だと感じるようになりました。
トップ3を振り返ろうと思ったのですが、トップ1だけで結構な気づきが得られたので、残りは次のnoteで振り返ろうと思います。