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お金の使い方がヘタクソだと気づくのが遅すぎた件。貯金できるようになった後に気づくなんて遅すぎ

お金の使い方がヘタクソだなぁと今も思います。

貯金によって、目標としていた一定額を貯められたときの達成感はひとしおです。あれだけお金を貯めることが苦手だったのが、コツコツと目標額までまで貯めることができたという事実は、自信をもたらしてくれます。

この自信は常にマネーリテラシーの柱になって、自分を支えてくれるものになります。その点は評価しつつも、貯められるようになってから時間が経つにつれてひしひしと感じるのが、そのお金の使い道です。

「あれ、目標額を貯められたけど、このお金で何をしたいんだっけ?」

目標金額の貯蓄を続けていた時は、この答えがなかったんです。だって、貯めることを目的としていたから。貯めることが目的であり、それ以上もそれ以下もありませんでした。

貯めたお金をどう使うかなんてまったく考えていなかったですし、元来物欲が少ないことも相まって、貯めたお金をどう使うかの答えをいきなり出すことはできませんでした。

そして、貯めてみてはじめて、「お金はそのものは目的にはならず、目的を達成するための手段でしかない」ということが、実感を伴って理解できたわけです。我ながら、気づくのが遅すぎます……。

何にお金を使うのが一番自分にとってしっくりくるのか、怠惰に生きるためのお金の使い方は何だろうと、考え続けました。やっぱり、いくら考えても物欲が乏しく、欲しいものはあまり見つけられませんでした。

ぐるぐる思考をめぐらせていく中で、モノに対してお金を使おうとするのを、まずはあきらめました。だって、物欲がほとんどないから。

無理に何かを買おうとするのではなく、本当にほしいものが出てくるまで待つ。そして、本当にほしいものが出てきたら金額の多寡にかかわらず、思い切って買う。このスタンスを徹底することにしました。

もう1つは、お金に稼いでもらう仕組みを作ること。具体的には、投資信託などに余ったお金を投資することです。ほったらかしで楽に運用できるのがちょうどいいなと感じています。

このスタンスになるまでに、数ヶ月間逡巡しました。貯金がうまくできるようになった先に、貯めたお金をどう使うかは、必ず課題に挙がってきます。

願わくば、自分以外の誰かのためにお金を使えるようになるのが理想ですが、まだまだこの境地には達することができそうにありません。

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