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断捨離を通じて得たものは、生産性の高いシンプルなくらし。すなわち、自分の人生を生きることだった

断捨離を通じて得たものは、自分の人生を生きることでした。

断捨離でモノを捨て、本当に好きなものだけに囲まれて過ごすと、自分の好きなものやコトが明らかになってきます。

モノを捨てる過程で、何度も何度も、「自分の大切なものは?」と問いかけ続けるからです。

いらないものを捨て去ったときに手に入れられるのは、きれいな部屋だけじゃありません。価値の判断基準でした。この判断基準は、モノ以外にも適用できます。その対象は、生き方です。

モノを何のために手に入れるのか? という問いかけに始まり、ものを手放し、必要なものだけを手に入れる生活を続けると、それは次第に生き方を問うことになります。

わたしの場合は、譲れない判断基準はシンプルさでした。

選択肢がたくさんある状態は、常に複雑です。物事は複雑であればあるほど、選ぶことに迷いますし、複雑だからこそ、その時の意思決定が鈍り、結果として生きることが複雑になっていきます。

シンプルな選択をするためには、選択肢そのものを減らすか、選択肢の中から優先順位を付けることが必要です。断捨離を通じて、判断基準が磨かれ流につれて、くらしや生き方はシンプルになっていきます。

シンプルになるということは、生産性が上がるということです。時間やお金、思考という希少資源(インプット)をなるべく少ない状態にして、より大きな成果(アウトプット)を生み出す。この意識が徐々についてくるんです。

生産性の高い状態こそ、シンプルな生き方であり、それこそ理想のくらしです。それを目指すためには、自分の人生を生きることに注力するしかありません。

変えられない自分以外の何かに時間を割いている暇はまったくありません。自分以外の人生を生きることは、端的に言って不毛です。

誰と比べるでもなく、自分の人生をシンプルに生きること。これさえできていれば、たいていの人は幸せに生きられるのではないでしょうか。

わたしのnoteのテーマは「怠惰に生きるを極める」ですが、ちょっと考え方が変わってきました。「普通に生きることを極める」の方が、性に合っているのかもしれません。普通に生きて、普通の幸せを手に入れたい。最近はそんなことを思うようになりました。

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