起きたら11:24だった。


昨日まで所属する演劇サークルの公演があって、打ち上げの後、後輩と共に締めパフェに行き、朝までカラオケでおしゃべりをして、7:30に就寝、からの11:24。


9月中に市の保健センターに行かなければならなかった。
今日はお昼には飛行機に乗って実家に帰る予定だったから、行くとしたら午前で、だからまあ10時くらいに起きて保健センターに行って、そのまま空港に行けば良いかな、なんて思っていたのだけれどーーーーーー


急いで残り時間のスケジュールを考えてみる。

丁度9月までのカーシェアの30分無料チケットみたいなのあったな。保健センターへは4分って出てきたけど止める時間とか車取る時間考えたらなんだかんだ10分くらいよな…往復だし、手続きの時間を考えると最悪30分くらいかかって…最遅の新千歳到着時刻から出発時刻を考えると…あ、無理。


やめるか。


やめちゃった。


春から勤める会社のお金でとった飛行機には代えられない。


とりあえず荷物を詰め家を出る。


Suicaをなくしたのやっぱり不便、と思いながら電車に乗ったら最近会わないサークルの同期に偶然会った。
向こうも内定式らしい。
いまさら気を遣う同期はいないけど沢山残ってしまっている同期の中では特に気を遣わない方だから、東京に行く数少ない同期がこいつで良かった、とか思いながら引越しの話とかつい昨日の演劇の話をした。
結局出来なさそうだな、卒業公演。

空港に着いて別れて、チェックインを済ませたら真っ先に本屋に向かった。

最近、ダ・ヴィンチ・恐山さんが出したエッセイ?日記集?を買いに行くために。

ああいうジャンルは少し探しにくいんだよなと思っていたら、かまみくの、本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む、が目に留まる。
やっぱり表紙が目につくし可愛いなと本の紹介文を読み読み思っていたら、その奥に見覚えのある桃色の本。あった。恐山さんの。
その隣に上條さんの本も並んでいたからなんとなくオモコロでかためられていたのかもしれない。

値段がどうあれ購入を決めていたからさっさと買って店を出る。

嬉しい。本を買うと決まってホクホクした気持ちになる。
かつて、よく本を読んでいた時はふらっと本屋に行って好きな作家の新作やあらすじの気になった物をとりあえず買っていた。それはそれで新しい出会いがあって良かった、そもそも本屋が好きなのでとりあえず本屋に行けてはっぴーだった。
が、最近は本を全然読まなくなった分、読みたい買いたい本が出来て、それを買いに本屋に行き目的のものを見つけて買う、という感じである種の達成感が生まれるようになったので、より一層ホクホク感が強まったように思う。

ホクホクしながらもやることがなくなってしまった。

保安検査場やお土産屋の並ぶフロアを歩きながら、6年も使うと飽きたなぁと思うのと連なって、そこで働く彼からの「上のフロアも行ってみてよ」と言っていたのを思い出した。

とりあえず上に行く、行ったことないわけじゃないけどレストラン街以外あまり気にしたことがないかも。


ロイズチョコレートワールドの文字に惹きつけられ奥に進むと、右側には小さなガラス張りの工場と左側にはチョコレートにまつわる歴史や製法、かつて使われていた海外のパッケージなどの展示があった。なんじゃこりゃ。これじゃまるで白い恋人パーク。まあ流石にサイズはミニ版だけれど。🚐

ひぇー、一空港に置かれるものじゃねぇや。すっげぇや。展示も勉強勉強感が強くなくて、ただ鑑賞するものとしておしゃれおしゃれ。

#そういえば、昨晩後輩らと歩きながら見つけた『男と女のヘアーサロン おしゃれ』が、オシャレじゃないことでずっと笑っていたのは小さな幸せだったかもしれない#


なんだっけ。そう、ロイズ。やるなぁ…。
まだまだ舐めていた新千歳。




そうこうしていたらいつのまにか乗る時間になっていた。


乗ってみて気づいたけど、JALのクラスJという通常よりワンランク上の飛行機を取っていたみたい。会社の金で。多分取れ得る最安値を買った結果なので問題はないが。


ゆったりとしたスペース感と柔らかなクッション。足だって組めちゃう。

残念ながら備え付けのモニターで映像を見ると酔ってしまうことがわかっているので機外カメラにする。今日は尾翼から。


さてさて、と買った本を取り出す。

とりあえず飛行機の座席で撮ってしまった写真。
恐山さんかわいい

最近、と言ってももう多分4,5ヶ月はハマっているオモコロ関連の、先陣を切っていた匿名ラジオ、のパーソナリティの1人、がこの恐山さん。
品田遊名義で小説も何冊か出してるけど、本当に最近、これまで書いてた日記をまとめて出すみたいなことを言っていたラジオで。
(調べたら10日前に発売してた。) 


最近エッセイ欲が強いから嬉しくなっちゃって、あとかまみく本を読んでから読む物がなかったから…。



まだ途中までだけどいいなぁ。ケタケタと声をあげて笑うという感じではないんだけど恐山さん独特の着眼点と日々のうまくいってなさとそれを受け入れていく感じがいい。凪いでる。
と書いた後に読んだ、『葬儀』というのが、不謹慎かもしれないが外で読んでて困るくらいには笑ってしまった。


######

日付を跨いでしまった!!!!!

あーーあ。これを書き始めたときは、ささやかだけどやや非日常な幸せが沢山あって幸せだ!ということを残したかったのに、途中でやめてから、バイトでやらかしてしまってもうすべてのやる気を失ってしまって今に至る。あーーあ。



恐山さんのように長いとか短いとか気にせずなんでもいいから日記として残していきたいなぁ、と思う。
でもまあとりあえずこの回は初手の勢いと感覚が完全に消し飛んでしまったのでやめ。

納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々

ばんばん読み進められちゃうし、他のこと考えずに没頭できるのでよい。面白いです、ぜひ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?