セレクティブメモリー
私がふと時計を見ると、いつも同じ時間。
そうそれはあの日と同じ。
きっとこれは何かのメッセージ。
あ、違います。
です。
どうも、僕です。
本日紹介するのは「セレクティブメモリー(選択的記憶)」についてです。
皆さんも経験ありませんでしょうか。
おまじないや願懸けなんかも大体そうです。
自分の信念や行動において、その結果に至る過程で何が良くて何が悪かったのかを考える際、人は自然と自分に都合よく事象を解釈し、支持・想起する傾向にあります。
それが「セレクティブメモリー」です。
難しい事を言うな!
すみません。
畳みかければ何とかなるかなと思いました。
要するに人は自分に都合がよくなるように記憶を改ざんしたりこじつけたりするって事です。
特に失敗したり成功したり記憶に強い印象を与える事があると、それまでの選択や思考だけでなく、時間とか寝起きとか、もっと言えば前日の爪切りが失敗したとか、昼食の割りばしが折れたとか、色んな事象を引っ張り出して理由に絡めてこじつけてしまうのです。
そこから記憶が薄れていっても、「失敗=深爪」とか「成功=割り箸が綺麗に割れる」みたいに記憶を掻い摘んでしまう訳です。
これが
「セレクティブメモリー」という現象です。
ちなみにこれは悪い事じゃないんですよ。
実際にメンタルの変化が成功率を左右する物事は沢山あります。
そのメンタルを安定させる為に行動や現象を結び付ける事は、とても理に適っていると言えます。
何かを成したい時に「できる事を全てやる」という事は、パフォーマンスを向上させるだけでなく、その後の自分にも繋がります。
やらないで失敗して「やっておけば良かった」なんて思うより、やるだけやって「全力で挑んだけどダメだった」という方が、悪い思い出にならないで済みます。
引っ掛かりを残したまま終わると、それがまた傷の様になって「〇〇しなかったから失敗した」みたいな歪な記憶になってしまう訳です。
「セレクティブメモリー」の悪循環が生まれてしまい、失敗体験だけが記憶に積み重なっていってしまう...
良くないですね。
しかし、逆に言えば
記憶は都合よく改ざんできる!
と捉える事もできます。
失敗体験だけを記憶してネガティブな人間になってしまうのは本当に勿体ないと思います。
自分に都合よく情報を解釈し、支持し、想起していく事も時には大切なのではないでしょうか。
以上、「セレクティブメモリー」についてでした。
ありがとうございました。
余談ですが。
誰かや何かの性にしながら生きてる奴はホント大嫌いです。