ゲインロス効果

テストで５０点を２回取るより、０点だった奴が次のテストで１００点取った方が印象が強い。

品行方正の人間より、ボランティアに参加した不良の方が善人に見える。

そんな印象に関するお話。

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「ゲインロス効果」
マイナスからプラス、プラスからマイナスへとその変化量大きければが大きいほど、人に強い印象を与えるという心理効果。

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ギャップにクラクラする気持ちは分かる、それは「ゲインロス効果」が働いているのだ。

僕で言うと、化粧ガッツリしてキッチリピッチリしている女性が、普段すっぴんでボサボサの髪にメガネ掛けてたりするともうそれだけで死ねます。

これも「ゲインロス効果」が働いていると推測できます。
（もしくはただの性癖です。）

どう働いているかはさて置き、こういった印象を操作するに辺り「振れ幅」というのが重要なポイントになる。

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まあ確かに、不良が更生したぐらいでチヤホヤされるのを見て「あ？」となる気持ちは分からなくもないです。

でも事実、印象はとても良くなります。

高校時代にいつも目が合えばケンカしていた奴が居たんですが、ブスな彼女とデートしている所を見掛けて、それからそいつの事が嫌いじゃなくなったりもしました。

これも「ゲインロス効果」が働いていると推測できます。

どう働いているかは置いといて。

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つまるところ、印象を良くしたい場合は最初にマイナスポイントを見せておいて、後からプラスポイントを見せた方が強くプラスになるという事です。

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「え、そうなの？」

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以前「初頭効果と親近効果と単純接触効果」のお話をさせていただきましたが覚えていますか？

あの時は「最初の印象が大事」、「それからの積み重ねが大事」という話だったと思います。

賢い人と僕の記事を読んでくれていた人はもう気付いたかも知れませんが、そうです。

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「矛盾してない？」

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これ厳密に言うと矛盾してないです。

「最初の印象が大切！」という「初頭効果」と、「後からプラスにしていけ！」という「ゲインロス効果」ではあるんですが。

基本人間関係を形成するには「初頭効果」の方が大切で、失敗した場合でも盛り返せるのが「ゲインロス効果」だよ！という事です。

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まず出会い頭の印象が悪ければ、挽回のタイミングすら貰えない事は当然ある訳です。

「失敗した！」と思った時に諦めるのではなく、そこから逆転するチャンスも残されているので「諦めちゃダメ！」というお話でした。

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僕も「ゲインロス効果」はバリバリ使っています。

日常的に女性に優しく紳士に接していますが、もうそりゃベッドの上ではもうそりゃもうホントもうホントそりゃもう

ねえ？

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※「ゲインロス効果」はプラスからマイナスもあるので気を付けましょう。