保有効果とスノッブ効果
今日はおまけに近い内容です。
以前の記事で紹介しきれなかった心理効果を紹介します。
「保有効果」
何かを手に入れると、それに価値を感じ、手放したくないと感じてしまう心理現象のこと。
「スノッブ効果」
他人とは違うものに魅力を感じ、簡単に入手できないモノほど欲しくなるという心理効果。
「前にも同じような事言ってなかった?」
そう思ってくれる人が居れば、僕は本当に嬉しいです。
いつも記事を読んでくれてありがとう。
そうなんです、今回紹介する心理効果は、本来なら類似した心理効果を紹介する際に、一緒に紹介したかった心理効果です。
それがこの記事とこの記事です。
「ヴェブレン効果」
いやあ、覚えてくれてる人は居るんですかね。
良かったら2つの記事も併せて読んで下さい。
さて本題に戻りますが、皆さんは「商品に不満なら返品可能!」とか「レンタルがそのまま自分のモノになる!」みたいな商品を見たことはありませんか?
まあ所謂「リース」とかもそうですが、お試しで使っていた商品がそのまま自分のモノになるとか、簡単に返品できるとか。
そこには「保有効果」という心理効果が使われています。
借りていた道具に愛着が湧いて自分も同じモノを買っちゃうとか、定期的に借りてしまうDVDを購入するとか、そういうのも「保有効果」ですね。
人は一度自分の所有物になったモノに特別な価値を感じてしまう傾向があり、「返品可能!」と聞いていても「返品しなくていいか。」となってしまうのです。
「ホントか?」
いやこれねえ、経済的な観点や契約的な手間とかがどうしても絡んで来てしまうので、一概に全ての人がそうとは言えない訳ですよ。
借りる金が勿体無くて買うとか、返品するのが面倒とかね。
だからあんまり自分の中で腑に落ちてなくて、以前紹介しなかったところがあります。
まあでもね、今後も紹介する機会が無さそうなので、ここで紹介しておきますね。
次に「スノッブ効果」ですが、「会員限定!」とか「数量限定!」という言葉に購買意欲が生まれるという心理効果です。
「希少性の法則」と「ヴェブレン効果」と何が違うんよ!
ホントそうなのよ。
ただ厳密に言うとちゃんと違いがありまして。
例えば「ヴェブレン効果」、こいつは「レアなアイテムを見せびらかしたい」と感じる心理効果でして。
「希少性の法則」は「量が少なくなると価値が上がっていく」という心理効果で。
「スノッブ効果」は「レアって書かれてると欲しくなるよね」という心理効果な訳です。
ね?
全部ひとまとめにして欲しいよね?
分かるわー。
こういう似たり寄ったりの心理効果がある性で、誤った心理効果の解釈が生まれたりするんですよねー。
売ってる本とかでも普通に間違ってたりしますからね。
皆さんも気を付けましょう。
また次回。