外集団同質性バイアス
は?
はじめましての方は、はじめまして。
お久しぶりですの方は、お久しぶりです。
どうも、僕です。
今回紹介するバイアスは「外集団同質性バイアス」です。
皆さんも一度は経験あるはずです。
(これも毎回言ってますが。)
最後のは単なるアホな気もしますが。
これ、実は冗談じゃなくて心理効果の一つなのです。
マジで区別が付かないんです。
そんな訳あるかい!!
確かに。
でも僕は洋画が大好きなので海外の俳優は比較的すぐに名前が出てきます。
しかし、テレビを見ないので若いモデルさんだったり日本の俳優の名前は正直全然覚えられないし「似ている」と思ってしまうんです。
そんなアホな。
人間とは恐ろしい事に、そんなアホなんです。
もっと集団性を意識した身近な話に変換してみると理解できるかなと思います。
例えば自分が入っている部活。
僕は野球部でしたが、この記事を読む帰宅部の方が居れば、自分の学校の野球部に所属していた奴らの顔を思い出してみて下さい。
みんな似てませんか?
坊主なのは置いておいて。
全く関わりのなかった部活やクラブの人たちって、何となく一色淡に捉えてしまっていて全員が「似ている」ように感じてしまいませんか?
もっと言うと、隣のクラスとか、近隣の学校とか、自分が所属しておらず関わりのないグループや組織、会社や部署、団体や集団を思い描いて下さい。
全員「似ている」。
または「似た人が集まっている」と思いませんか。
そう、それが「外集団同質性バイアス」です。
ここまで説明してやっと「なるほど」と思って貰えるかなと思います。
これじゃ意味分かんないですよね。
俺も4回ぐらい見直した記憶があります。
よく言われるのは「同じ穴の狢」だとか「類は友を呼ぶ」だとか。
「十把一絡げ」に仕事や役職、立場や年齢で一色淡に捉えてしまいます。
などなど、皆さん思う所があるはずです。
ただ、これは間違っているという事でもないので悪しからず。
年を取ると説教臭くなるし、そもそも臭くなるんです。
若い時に限らず誰だって初めての事は上手くできないんです。
ただ、そうやって一色淡に考えてしまうのは人間が持つ心理効果「外集団同質性バイアス」が掛かってしまうからなんです。
裏を返せば、自分が深く関わる集団は個性が咲き乱れ、一人一人を色濃く記憶できているというのも「外集団同質性バイアス」の一端なのです。
同世代に活躍するモデルや俳優の名前と顔が一致するのも。
(別世代のモデルや俳優の顔が一致しないのも。)
応援しているチームが個性的に見えるのも。
(興味のないスポーツ選手の違いが分からないのも。)
好きなアニメのキャラクターや声優の名前が言えるのも。
(観た事ないアニメのキャラが全部同じに見えるのも。)
「外集団同質性バイアス」があるからなんですねー。
それは物事を幅広い目で観れていないだけだろ!!
物覚えが悪いだけじゃないのか!!
うるせえ!黙れ〇すぞ!
すみません言い過ぎました。
今回この「外集団同質性バイアス」を通して伝えたい事は一つです。
「同じ穴の狢」や「類は友を呼ぶ」ものだと思って「十把一絡げ」に考えていませんか?
という事です。
「外集団同質性バイアス」は厄介な所があって、悪いものに関して特に目立って影響を与えてしまいます。
政治家が全員お金に汚い訳でもないし、犯罪者が全員人の心が分からない訳でもないし、コンビニにたむろする若者や、酔っぱらって暴れるおじさんも、全員が全員同じ境遇にあって同じ思想を持っている訳ではありません。
これは極論、趣味嗜好や思想を共にして集まる団体(宗教や活動家)にだって言える事であり、どんなモノにも必ず「例外」というのは存在するモノなのです。
本当に幸せを願う教祖も居るし、絵画にトマトを投げない活動家も居るはずです。
物事を幅広い目で見るという意味では、重要な考えになるのではないでしょうか。
良い匂いするおじさんだって居るんです。
ホントホント。
こちらからは以上です。
サポートして頂いた方の事は一生忘れません。 靴ぐらいなら喜んで舐めます。