プライミング効果
ピザって10回言ってみて。
嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!いy..
「プライミング効果」
経験が刺激となり、判断を左右してしまう心理効果。
マジック等にもよく使われています。
今回は僕の大好きな「プライミング効果」について解説します!
そして明日から使えるマジックを一つ紹介しましょう!
「プライミング効果」で最も分かり易い例は「10回クイズ」ですね。
「ピザって10回言ってみ!」
「ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ!」
「じゃあココは?」
「何だてめえ。」
これです。
多くの人が「ヒザ(膝)」と言ってしまうのは、「プライミング効果」が働いているからです。
事前に貰った情報が強い刺激となり、答えがすり寄ってしまう訳です。
これが「プライミング効果」です。
他にも四角い物(サイコロとかテーブルとか)が映った写真を沢山見せた後に、「赤い物といえば?」と聞くと「ポスト」等の四角くて赤い物を応えてしまいます。
これも「プライミング効果」です。
面白いですよねえ。
そして「プライミング効果」で最も有名な話といえば、サンタクロースとコカ・コーラですかね。
1931年にコカ・コーラ社がクリスマス広告にサンタクロースを採用しました。
知ってる人も多いかも知れませんが、実は
サンタクロース = 太って白髭で赤い衣装
というイメージは
この広告(コカ・コーラ社)から生まれました。
つまり、この広告より以前まではサンタクロースのイメージは地方によって違い、姿形もてんでバラバラだった訳です。
今じゃ信じられない話ですよね。
コカ・コーラ社の広告戦略は超絶効果てき面で「サンタは太って白髭で赤い衣装で陽気にコーラを飲んでる」というイメージを刷り込む事に成功。
それからは広告だけでなく、絵本や映画、様々なシーンでサンタのイメージが共有されていき、「サンタってこういう感じよね」と姿形が確立されていった訳です。
あれ全部コカ・コーラ社の作ったイメージなんですよー。
凄いですよねー。
これも「プライミング効果」です。
要は相手のデフォルト値を操作するという事です。
さて、最後に一つ皆さんにマジックを教えましょう。
「相手の思い浮かべる数字を当てる」という奴ですね。
本当に簡単なので、明日から使えるマジックになっています。
まずいくつか質問をします。
「2+3は?」
「5+6は?」
「7+7は?」
「4+4は?」
「4+8は?」
「5~12の中で好きな数字を一つ思い浮かべて。」
「7じゃない?」
こちらからは以上です。