10年代前半の音楽②
10つのアルバムから、好きな曲を1ずつ曲集めて紹介します。
今回は、10年代の前半(2011年 ~ 2012年)に発表されたアルバムから選んでいます。
*文末にYoutubeの再生リストあり
アルバム
回帰する呼吸 (2011) / The Cabs
日本のマスロックバンド。楽曲のレベルが高過ぎる。世界に誇るべき才能。いやらしい意図的な変拍子では無く、変拍子である必要性を感じる。
A Dramatic Turn of Events (2011) / Dream Theater
プログレッシブなメタルバンド。演奏がテク過ぎる。音の選び方も捻くれてて好き。
Jane (2012) / NTO
ディープなテクノ、ハウスと言った電子音楽。後年の作品は、より暗くてシニカルでディープ。意識を持ってかれる。このEPの時点で抜きん出た才能を感じる。
Bloom (2012) / Beach House
シューゲイザー、ドリームポップのデュオ。コクトーツインズを現代っぽく昇華したようなバンドで、センスを感じる。個人的にはBloomが最高傑作だと思う。
Angles (2012) / The Strokes
最初2曲が渾身の作品、2曲目以降はかなり実験的で理解しにくい。4作目にしてアルバムの売り方を理解したのか?
A Show of Hands 15 (2012) / Victor Wooten
ベーシストによるジャズ。U Can't Hold No Grooveがカッコいい。
おおかみこどもの雨と雪 (2012) / 高木正勝
表現が美しい、ピアノのアンビエント、現代音楽。母と子、自然の情景描写がとても上手。
Valtari (2012) / Sigur Rós
やはりジャンルを超越してくる。美しいアイスランドのポストロック、実験音楽。
Sweep (2012) / Calenders
筆者の地元、宇都宮のバンド。かなり品が良いオシャレロックと言った音楽。宇都宮という贔屓無しにも好き。
Life Under Rocks (2012) / The Butter Up Band
筆者が一番好きなDusterの別名義バンド。かなりローファイ、スカスカ、ノイジーだが、メロディーセンスだけで聞かせてくる。
プレイリスト
感想
個人的に、電子音楽とバンド音楽の境目をここら辺の時代に感じる。この年代以降、電子音楽の中毒性が異常に高くなると思う。