胡椒(β-カリオフィレン)の抗炎症作用 1 saw | タイマとアロマ 2023年10月2日 04:26 ①胡椒とは?科属:コショウ科コショウ属原産:インドImage by Silvia Stödter from Pixabay②胡椒精油に含まれる成分ブラックペッパーβ-カリオフィレン…….27.67%抗炎症、抗アレルギー、消毒殺菌、弱い降圧リモネン……18.43%消化促進、鬱滞除去、抗感染、血流促進、抗菌・ウイルス、免疫刺激、肝臓強壮、腎機能強化β-ピネン……11.49%抗感染、抗炎症、鬱滞除去、空気浄化α-ピネン……10.29%鬱滞除去、空気清浄、抗炎症、抗感染、消炎鎮痛、免疫向上、抗菌、抗肥満δ3-ケレン……9.24%鎮咳、減肥ミルセン……1.96%香りの精油辞典 P135より引用主成分はβ-カリオフィレンで、リモネンやピネンなどを含む。β-カリオフィレンは腎臓に障害がある場合は使用を控えた方が良いとされる。 ③β-カリオフィレンって何?特有の芳香がある揮発性の油、テルペンの一種。胡椒やクローブに含まれ、寺院のようなエキゾチックな香りがする。④β-カリオフィレンの抗炎症作用図5 β-カリオフィレンの抗炎症作用対象:C57BL6/J(Cnr2+/+)野生型マウス方法:カラギーナン注射の30 ~ 60分前にβ-カリオフィレン(5 mg/kg, 10 mg/kg, 50 mg/kg)とオリーブオイル(コントロール)の経口投与β-カリオフィレンの経口投与で、カラギーナン注射により誘発される腫れをどの程度抑制したか?と言う実験図1(a)縦軸:腫れた部分の体積(ml)横軸:経過時間(分)・Vehicle:オリーブオイル(コントロール)考察:β-カリオフィレンの投与で、腫れを抑制した。低容量(5 mg/kg)ほど、腫れが強く抑制された。本論文では、β-カリオフィレンがCB2受容体を介して、腫れを抑制する事が明らかになった。Beta-caryophyllene is a dietary cannabinoidβ-カリオフィレンは、TNF-αやIL-6など、炎症性サイトカインを減少させる。また、炎症と酸化ストレスを特徴とする慢性病、特に代謝性疾患と神経疾患を改善する。CB2受容体への結合およびペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPARs)ファミリーのメンバーとの相互作用を通じて、BCPは肥満、非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪肝炎(NAFLD/NASH)肝疾患、糖尿病、心血管疾患、疼痛およびその他の神経系疾患に有益な効果を示す。Protective Effects of ( E)-β-Caryophyllene (BCP) in Chronic InflammationImage by 41330 from Pixabay参考文献Beta-caryophyllene is a dietary cannabinoidProtective Effects of ( E)-β-Caryophyllene (BCP) in Chronic Inflammation ダウンロード copy #研究 #アロマ #精油 #炎症 #胡椒 #カンナビノイド #ヤードム #カリオフィレン 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート