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CBDの皮膚炎と傷跡に対する効果

CBDは、アトピー性皮膚炎や乾癬、傷跡の改善に使用される可能性がある。その根拠を示すため、以下の論文を紹介する。



①CBD軟膏は保湿効果がある

図3 皮膚水分量

対象:20人のボランティア(女性14人、男性6人)、20歳から80歳までの年齢層で、乾癬(n:5患者)、アトピー性皮膚炎(n:5)、およびその結果の傷跡(n:10)に苦しむ人

投与:hemptouch社製 オーガニックスキンケア軟膏(CBD 200 mg/50 ml)

方法:被験者には、患部に朝と夕に1日2回、90日間、治療のために局所軟膏を塗布するよう指示された。この期間中、患者は他のスキンケア製品を使用しなかった。

図3
縦軸:皮膚の水分量

横軸:投与した場所
Forehead:額
Malar Area:頬
Neck:首

A therapeutic effect of cbd-enriched ointment in inflammatory skin diseases and cutaneous scars


皮膚が荒れていると、皮膚から放出される水分量が多くなり、皮膚水分量が減る。皮膚水分量の増加は、皮膚が正常な状態に戻っていることを示唆する。


②CBD軟膏は皮膚の弾力性を改善する

図5 皮膚の弾力性

対象:20人のボランティア(女性14人、男性6人)、20歳から80歳までの年齢層で、乾癬(n:5患者)、アトピー性皮膚炎(n:5)、およびその結果の傷跡(n:10)に苦しむ人

投与:hemptouch社製 オーガニックスキンケア軟膏(CBD 200 mg/50ml)

方法:被験者には、患部に朝と夕に1日2回、90日間、治療のために局所軟膏を塗布するよう指示された。この期間中、患者は他のスキンケア製品を使用しなかった。

図5
縦軸:皮膚の弾力性

横軸:投与した場所
Forehead:額
Malar Area:頬
Neck:首

A therapeutic effect of cbd-enriched ointment in inflammatory skin diseases and cutaneous scars


皮膚の弾力性の増加も、皮膚水分量の増加と同様に、皮膚が正常な状態に戻っていることを示唆する。


③備考

CBDの他に、CBD軟膏に含まれる油分も、皮膚水分量と弾力性の増加に寄与していると考えられる。

使用された軟膏に含まれるα-リノレン酸、γ-リノレン酸、リノール酸、オレイン酸、および植物ステロール(β-シトステロール)(Dobrev 2007、Zaman S 2012)を含む必須脂肪酸は、酵素5-α-リダクターゼを阻害し、皮脂の過剰な分泌を抑制し、皮膚の水分量と弾力性を改善する可能性がある。

A therapeutic effect of cbd-enriched ointment in inflammatory skin diseases and cutaneous scars


④CBD軟膏による治療時の写真

図6 皮膚のシミ(日焼けによる)の写真
図7 皮膚のシミ(日焼けによる)の写真
図8 嚢胞摘出手術に起因する傷跡


また、この研究では、CBD軟膏の塗布90日後に、乾癬の重症度を表すPsoriasis Area Severity Index(PASI)スコアの改善においても有意に(p < 0.001)効果的だった事が報告されている(データは示されていない)。


グラフと写真は、A therapeutic effect of cbd-enriched ointment in inflammatory skin diseases and cutaneous scars より引用


⑤CBDを用いたバーム

CBDを用いて、バームを作りました。

CBD バーム 38 gには、CBDが700 mg
CBD バーム 10 gには、CBDが300 mg 含まれます。

その他CBDバームに含まれる原料の効能は、以下のマガジンをご覧ください


参考文献
A therapeutic effect of cbd-enriched ointment in inflammatory skin diseases and cutaneous scars

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