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手の甲には、その人が今まで歩んできた軌跡と言いますか、まるで木の表面のような、ざらりとした無数の筋が重なり合わさって、見るからにわたしの手は、自分自身の人生をも物語るような節っくれが目立つ手をしている

きっとそれは齢40半ばほどの人生であったとしても、自分にとって様々な節目と出会い、その度に苦渋の決断をしてきた、そんな人生を表現してくれているようでして、

思えば、一昔前は、ない物ねだりかのように細く品やかに透き通った美しい手を羨ましくも感じていましたが、

齢40半ばほどにもなってきて、改めて自分の手を見返してみると、そう悪くもないことにも気付かされる訳なのです。

全てが全て自分の人生を物語っているわけではないですが、こんなわたしと似たような手の表面をしている方と出会えたら、なんだか親しみや愛しみさえも覚えてしまう自分がいます。

それはきっと自分自身を愛せている証拠なのかもしれません。

こんな自分を愛せている人はいかほど此の世に存在していますでしょうか。。。

齢40半ばのわたしの手の幸。
今も昔もさほど変わり映えはない。。。

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