あなたに亜鉛が必要なわけ・その1〜亜鉛が足りないときの症状〜
寒くなると美味しくなるのが牡蠣
我が家では牡蠣といえば
“牡蠣の香り揚げ”♪
フォトジェニックではない💦けど、
我が家では取り合い。
どうしても油がハネてしまうので
ちょっと大変なんだけど、
作る価値あり!
おためしあれ♡
この牡蠣の栄養で取り上げたいのが
【亜鉛】
これまでは、
不足なんてありえないと言われていたのが、
よくよく調べてみたら
不足している人が多いことがわかってきたの。
◆亜鉛ってなに?
亜鉛て実は割と身近なもので、
たとえば、五円玉。
これは亜鉛と銅の合金の
真鍮(しんちゅう)でできているのだそう。
それから、
トタン屋根のトタン。
これは、
鉄の板を亜鉛でメッキしたものだそう。
私の亡くなった父が初めて建てた家は、
屋根の一部が青いトタンだったな。
「あの頃はお金がなくて、
トタンを使わざるを得なかったんだよ」
と父はあとになって言ってたけど、
太陽の熱ですぐに熱くなるから、
布団を干すには最高の屋根(笑)。
息子その1が小さい頃、
皮膚炎になって病院に行った時に
亜鉛華軟膏を処方されたの。
「亜鉛⁈」「金属⁈」「大丈夫なの⁈」
と心配になって、
お世話になっていた助産師さんに相談したら、
「大丈夫よ。亜鉛華軟膏はよく効くよ」と。
ベビーパウダーとして有名なシッカロールにも、
明治の発売当初から亜鉛が配合されていたの。
(シッカロールは和光堂さんの製品名)
亜鉛が肌にいいということは、
どうやらからだに必要そうって
思えてきたでしょ。
じゃ、
どれくらい必要なんだろうね?
◆必要な亜鉛の量って?
からだの中にある亜鉛の量は、
血液検査で調べることができるの。
(血清亜鉛という)
こちらはあるご家族の検査結果(ご了解済み)。
お母さんは60で、かなり低い💦
ひとりのお子さんは74で、ちょっと低め。
もうひとりのお子さんは80で、そこそこある感じ。
同じ家族でも、
ひとによってこんなに違うの。
吸収力も、消費量も、必要量も、
ほんとうにひとそれぞれ。
個々を見ることって大事だなと
改めて思う。
ちなみに、
亜鉛の基準値は80~130とされているけど、
100あっても亜鉛欠乏の症状が
でることがあるの。
だから、
数字と症状の両方をみることが本当に大事。
じゃあ、
どういうのが亜鉛欠乏の症状なのかを
知りたいよね。
◆亜鉛欠乏の症状
こんな症状がでることがあるの。
□低身長
□味がわからない・薄く感じる
□においがわからない
□肌荒れ・皮膚炎になりやすい
□口内炎になりやすい
□ニキビができやすい・治りにくい
□風邪をひきやすい
□髪が抜けやすい
□性線機能の不全(特に男性)
□排尿障害(男性)
□生殖機能の低下
□不妊
□傷の治りが遅い
□貧血
□食欲低下
□下痢
□骨粗鬆症
□疲れやすい
□眼が見えにくい
思い当たるものがあったかな。
ほんとうにさまざまな症状があって、
どれが症状として大きくでるかは
ひとそれぞれ。
からだはいろんな栄養の分子が協働しているから、
こうした症状があるからといって
かならず亜鉛が不足しているとはかぎらないし、
亜鉛だけでなく
ほかの栄養も不足している場合もあるから、
からだを全体としてみることが大切。
亜鉛がからだのなかで
どんな働きをしてくれているかがわかると、
ものすごく大事な栄養なんだ!!!
って思えるはず。
亜鉛の働きはとんでもなく基礎的で、
わたしたちのからだを下支えしてくれているの。
【あなたに亜鉛が必要なわけ・その2
〜亜鉛のお仕事とこどもの成長〜】で
説明するね。