メタバースとマルチバースはどう違う?
先日、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観てきました。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス (Everything Everywhere All at Once)」は、2022年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクションコメディ映画です。
この映画は、主人公の「リンダ・ワット」が、自分自身の多元宇宙に存在する他の自己たちと共に、異なる現実や時空間を旅して、人間の運命を左右する究極の力を探し求める物語です。
監督はダニエル・シュノーとビル・ウォン、主演はミシェル・ヨー、ジェイミー・リー・カーティス、ステファニー・ホン、キャット・ユンなどが務めています。高度な視覚効果とアクションシーン、独創的なストーリーテリングが特徴で、SFやファンタジー、アクション好きな観客にお勧めの作品です。
この映画は、マルチバースで展開されています。
メタバースとは?
メタバースとは、仮想現実とブロックチェーン技術を組み合わせたオンライン空間のことです。この空間では、ユーザーは自分自身をデジタルアバターとして表現し、仮想世界で活動することができます。また、ブロックチェーン技術によって、デジタルアセットや仮想通貨を所有し、取引することが可能となります。これによって、現実世界と同様に経済活動が行われるようになります。さらに、メタバースは社会的なコミュニティやイベントの場としても機能し、人々がより自由に交流することができるようになります。未来的なテクノロジーによって創り出された新しい世界であるため、現実世界にはない独自のルールや文化が形成されることも予想されます。
メタバース(metaverse)とは、英語のmeta(超越した)とuniverse(宇宙・世界)を合成した造語で、オンライン上に構築されたもう一つの世界のことです。
Facebook社が社名をMetaに変更したことにより一気に注目を集め、今ではゲームやビジネスで多く用いられる「メタバース」という言葉は、ますます一般的になってきました。
マルチバースとは?
マルチバースとは、複数の仮想現実空間が相互に接続されている状態のことを指します。つまり、異なるデバイスやプラットフォームで利用可能な複数の仮想現実空間が、1つの統合されたシステムとして相互に連携しているということです。このような状態では、ユーザーは自分が所有するデジタルアセットや仮想通貨を、複数の仮想現実空間で利用できるようになります。また、異なるプラットフォーム間でのコラボレーションや、仮想現実空間をまたいでのイベントの開催が可能となります。マルチバースは、現実世界と同様に、異なる文化やコミュニティが存在する場合があり、異なるバーチャル空間においてはそれぞれ独自のルールや文化が形成されます。これによって、ユーザーは様々なバーチャル空間で活動し、交流することができます。
マルチバースとは、マルチ(複数)とユニバース(宇宙・世界)を合成した造語で、日本語では多元宇宙などと訳される科学用語です。
2023年のアカデミー賞で作品賞を含む7冠を達成した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』もマルチバースが大きなテーマとなっています。
『ドクター・ストレンジシリーズ』や『スパイダーマンシリーズ』、『アベンジャーズシリーズ』などのマーベル作品では、マルチバースでの戦いがよく出てきますね。
ドラえもんの世界はどっち?
ドラえもんは、マルチバースとは直接的な関係はありません。ドラえもんは、漫画やアニメーション作品に登場するキャラクターであり、架空の世界で活躍しています。一方、マルチバースは、現実世界のオンライン空間で、複数の仮想現実空間が相互に接続されている状態を指しています。ただし、ドラえもんのような架空の世界も、メタバースと呼ばれる仮想現実空間の一種と考えることができます。ドラえもんの世界は、アニメや漫画の中でしか存在しませんが、メタバースでは、現実の世界と同様に経済活動や社会的なコミュニケーションが行われるため、ドラえもんの世界のような独自のルールや文化が形成されることが考えられます。
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