ブルアカがつらい

ブルアカこと「ブルーアーカイブ」は、透き通るような世界観をお題目としたソーシャルゲームである。それがつらいとはどういうことか、語っていきたい。

ブルアカは日本でもまぁまぁ人気のあるソシャゲである。詳しくはググってほしいが、サ開に苦戦したものの、運営の努力によりじわじわとプレイヤーを増やしてきた。その運営とコミュニティの信頼関係には定評があるっぽい。

まず透明感のあるアートワークがいいし、キャラクターもキャッチーでよく練られていることが分かる。シナリオは短くて読みやすい。総じて良くできたソシャゲのように感じた。

では何が辛いか。

1つにはこのゲームが「名簿作り」ゲーということにある。名簿作りゲーは私が命名したのだが、要するにキャラを集めて強い名簿(roster)を作ることが主な目的ということだ。それは配給のガチャ石をパッシブかつ効率良く使うという浅薄なゲーム性である。端的に言うと石をためて強キャラを天井するだけだ。座学して強いキャラを引くだけで、何も味がしない。ピックアップを引けなくて天井に至ると無を感じる。

ブルアカのちょっと他と違った点として、攻撃と防御の属性がある。ボスも同じように攻撃と防御の属性があり、それによって起用できるキャラが決まってくる。また戦地というストラテジーゲームで言う地形効果のようなものがあり、適性があると攻撃料が1.3倍になる。戦地適正の有無でとてつもない差があるってこと。

ゲームを始めたてのころは、いろいろなキャラを起用する機会の生まれる良いシステムだと思った。ところが実際には、各ボスごとに適切なキャラが決まり切っていて、最適なキャラと2番手では差がありすぎて代用するとスコアが死ぬため代用できない(できる)。また参考にできる動画がなくてクリアするのもクソ面倒だった。

そしてこのゲームは恒常でも限定でも復刻は年1なので、下積み期間がクソ長い。普通の人はモチベが死ぬだろう。アコヒマ持ってない人は、すり抜けをまってセレチケを使う、という苦難の道を超える必要がある。

まぁこの辺のつらさは通り過ぎたんだが。ちな毎月1000円だけ課金してる。

このゲームは名簿作りゲーであると言ったが、バトルは「ルート探索」ゲーである。これまた俺が適当に名付けたんだが、A地点からB地点まで試行錯誤してルートを構築し、さらにそれを本番で走るというゲームである。要するにボスのHPをゼロにするため、スコアアタックをするって感じだ。

けっこう色々テクニックがあるし、ボスのギミックも多彩ではある。だから素人がルート作ろうと思ってもなかなかうまくいかないし、プラチナトロフィーを取ろうと思ったら(取る必要はない、石がちょっと多いだけ)、Youtubeの動画を見て、小一時間練習して、本番で完走する必要がある。

練習ができるなら優しいと思っているかもしれない。ここに本当につらい部分がある。このゲームのバトルにおいて、プレイヤーが介入できるのは、各キャラのウルト(Ultimate skill)つーか必殺技の発動タイミングだけである。中には移動スキルもあるが、基本的にはバフ(強化)とダメージ、そしてヒール系ぐらいである。

他の幾百のゲームと同じ様に、このゲームにはクリティカル・ヒットという概念があり、フェーズ移行とHP削りのからみで、クリを厳選する必要があったりする。またボスのギミックの対象がランダムのものがあり、それをプレイヤーが制御できるボスもいればできないボスもいる。はいこちら運ゲーとなっております。

先程ちらっと言ったが、練習である程度流れを覚えて、本番で運ゲーを通す。平日に1.5時間かかるんでちとダルい。

チナトロを目指さずに難易度を下げると、初見でワンパンできるぐらいぬるい。何の味もしない。苦難の道を往くか、無に耐えるか、やっぱつれぇでしょ?

というわけで、名簿作りゲーとルート探索ゲーという2つの辛さを見てきました。実際、年初のアトラハシースで飛んで降りてきてから、話がほとんど進んでないのも虚無に拍車を掛けていると思う。

したらな!(北海道民のサヨナラの挨拶

とか言って書き足すんだが、パブリッシャーが同じYosterのゲームにアークナイツというものがある。こちらは、名簿作りゲー度が低く、強キャラ1持ってて、1体借りて、あとは最適な星3~4を並べれば、報酬を取り切れる。つってもコピー忍者するにも相当の忍耐が必要だったりするからその点からおすすめではないが。

まあこれもルート探索ゲーなんだけど、こっちはギミックが強めなので、強キャラが居てもある程度試行錯誤する余地があり、歯ごたえを感じさせてくれる。強キャラ=下駄なので攻略動画見なくても雑に遊べるし、下駄なしだとくっそ最適化が必要で動画を見ると舌巻いちゃう。その辺の受け幅の広さは良いと思います!

おわり

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