大東京
東京に行ってきた。車で片道4時間早い様で長かった。浮き足立っている私を東京の街はさらに加速させた。高いビル、人の波全てが私を痺れさせた。街を歩くとかしこまった大きな制服を着た小学一年生くらいの子がいた。こんなところに小学校なんてあるのかと思うところにあった。近くには見るからに高そうな服屋が並んでる。その子は平然と歩いていた。どんな人生だよ、私なんて田んぼに生えてる雑草を持ちながら通学してたよ。
そんなことを思いながら東京の予定を済ませた。
ホテルまでの道は兄の住んでる品川を通った。こんなとこに住んでるのかとすこし腹が立った。
やりたい事があるからと上京した兄はかっこよかった、それなのに私は地元にいてましてや今休職中だ。兄に腹が立ったんではなく、自分に腹を立てていた。
何年かかるのかわからない、もしかしたら途中で諦めてしまうかもしれないけれど、でも2021年
東京に魅せられた日から私は東京で暮らしたい、
社会に、人に揉まれて生きたい。
そんな思いが強くなってホテルではあまり寝られなかった。文章を書きたかったが、まだ余韻に浸っていたかった。ホテルから見える広告塔が眩しく痛かった。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?