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【全国最優秀賞】研究コンテストで結果を出すために意識したことと、取り組みスケジュール

割引あり

私が高校時代に一番頑張った課外活動は研究科学コンテスト(以下、研究コンペ)です。高2の夏の後くらいから取り組み始めて全国最優秀賞をいただけました。高3には世界大会にも出場させていただきました。

研究コンペは本当に取り組んでよかったと思っていて、これのおかげで自分の進みたい進路も明確になりましたし、東大推薦を受験した際の主なアピールポイントにもなりました。

今回の記事ではその取り組みの振り返りも兼ねて、どういう流れで何を意識して取り組んだのかについて説明します(研究コンテスト全般に共通するような事項が多いです)。

本記事では詳細な研究内容自体にはあまり触れていませんので、そちらは別途記事にしようと思います。


何の研究をしたの?

音声工学の研究をしていました。

中でもTTS(Text-to-Speech)と呼ばれる合成音声に興味があり、Googleアシスタントや初音ミクなどの音声ファイルにプログラミングや音響分析を施してその品質評価的なことをしました。

要するに「ボカロみたいな感じの機械の声をどうやったら人間に近づけられるか?」的なことを考えていたわけです。

コンテストでは物理系のジャンルとして出場していることが多かったですが、コンピュータサイエンスから言語学まで幅広く分野を横断したテーマでした。

研究に取り組み始めたきっかけ

私の詳しい自己紹介(高2のあたり)にも書いてありますが、高2の夏にGSCという高大連携プロジェクトに参加し、大学で研究活動を行っていました。

そこで「研究っておもしれ~」ということに気づいたので、そのワクワクした気持ちが原動力となって、自分でも何か一つ研究をしてみたいと思い、この取り組みを始めました。

ちなみに研究分野はGSCとは全く関係がなく、独学で頑張りました。なぜTTSをテーマにしたかというと、ボカロの音楽を聴いていた時に友達から「なんでボカロってこんなに不自然な音声なんだ?」との疑問を投げかけられたからです。

最初に断っておくと、もともと研究コンペで何か実績を作ろうとして始めたわけではなく、自分の興味本位ではじめました。
高校でも「総合的な探求の時間」とかいう時間があったので、その時間も活用できて都合がいいなとも思ったのもあります(母校はSSHでも何でもないただの田舎の高校です)。

もともと自分が気になることがあったら納得するまで取り組みたくなる性格だったので、それが研究と相性が良かったのかなと思います。


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