9. 論理型と感情型は相容れない


MBTI診断において、最も性格の差が分かりやすいのがT(論理型)とF(感情型)であろう。
両者は根本的に考え方や価値観が異なる。例外はあるが、お互いに心の底からの理解はし合えないと思う。
僕はINTJなので、論理型視点としての考えを書く。

まず、論理型の人にとって重要なことは、「理にかなっているか」である。議論になった際、感情論で押してくる人は大嫌いだ。何事も根拠があったり、筋道が通ったストーリーでないと納得することができない。そのため、頑固だとか小難しいと毛嫌いされがちである。ただの綺麗事にならないよう、いい塩梅で柔軟性を持つことが大切である。

では、Tの僕から見てFの人間の気にいらない部分を挙げていく。

1つめは、負の感情をすぐに出すところだ。前にも書いたが、苛立ちを隠そうともせず表に出すのは害でしかない。人に当たるなんて論外だ。大人なら自分の感情くらいコントロールしてほしい。

2つめは、なぜか自分たちが正しいと思っているところだ。理由を問うと答えられないし、議論することを諦めて口に出さないのもタチが悪い。思ってることがあれば直接言ってくれればいい。それで本気になることはないし、むしろ言い合うくらいが面白いと思っている。

3つめは、物事を主観で語るところである。自分の考えを疑うことをせず、さも当然かのように喋る人が多いように感じる。頭の中で考えていることをそのまま気持ちベースで口に出している印象だ。感情型の人の方が相手の気持ちを考えていると言われるが、論理型の人の方がむしろ発言の影響力を考えているように思える。論理型の人が毒を吐いたり厳しいことを言うことは、その後の相手のリアクションを想定した上での発言であることが多い。行間を読まずに文字通り受け取るのではなく、言葉の裏にあるものや意図を察してほしい。それができないからすぐにギャーギャー騒ぎ立てるのだと思う。


ここまでたくさんの文句を垂れてきたが、もちろん感情型の人たちにも相容れる人たちもいる。僕の中では2種類あり、1つが限りなく論理型に近く頭のいい人たち、もう1つが底なしに優しい人たちである。

感情型の人でも、洞察力があったり想像力が豊かな人たちがいる。ただ物事を鵜呑みにせず、自分の頭で考える力を持っている人たちである。
また、感情型の人でも、落ち着いていて人の悪口を言わない、心優しい人たちがいる。この人たちは本当に感性豊かで濁りのない心を持っているのだろう。攻撃性0で抱擁力があるからか、誰からも愛され、親しみやすい人たちだ。

最後に余談だが、感情型の人は男性の6割、女性の8割を占めるらしい。女子会=悪口大会なのは案外理にかなっているかもしれない。
そして、僕は論理的かつ毒舌な女性が好きなので、そりゃあ恋人ができないよなぁとも思う…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?