200209 劇と「墨屋」

昨日久しぶりに足を伸ばして美術館へ行ったからか今日はやけに眠くて、ここに書く内容をメモしている間に寝落ちしていた。
典型的な浅い眠りだったらしく、二時間ほど寝ている間に変な夢をいっぱい見た。そのうちの一つがこれだ。

・学校の国語の授業で四人くらいのグループを作って簡単な朗読劇をやることになったが、自分のやることが決まらないまま本番の日を迎えてしまい焦っている夢 

これだけなら夢としてまあありそうな内容だと思うのだけど、劇の台本の中に「墨屋」という知らない言葉があって、どういう意味か分かる?と聞かれ「(調べてないけどたぶん)粗末な掘っ建て小屋のことでしょ」と答える一幕があった。

これは一応夢の中の自分なりに理屈があって、墨を売る店ではなく、墨家思想が頭にあったのだ。
中国の春秋戦国時代、「諸子百家」と呼ばれる当時乱立していた思想のひとつに墨家がある。世界史や倫理の授業では「兼愛」「非攻」といった言葉と共に語られることが多いけれども、もう一つかの思想の特徴として質素倹約を重んじたことが挙げられる。

要するに、無意識のうちに墨家思想のイメージから勝手な造語をつくって夢の中に登場させていたということになる。なんという楽しいことをやっていたんだ?
どうせやるなら道家思想が好きなのでそっちにしてほしかったと思うけど、この絶妙なニアミス感もまた夢という感じがして面白い。

ふしぎな夢は他にも見たのだが、覚えているものもあれば、詳しい記憶を手繰り寄せようとしているうちに忘れてしまったものもある。
夢を見たという鮮明な感覚だけが残って詳細を忘れてしまうことはよくあるけれど、その経験をするたびに思い出すキャラクターがいる。

いきなりツイートを載せてしまったが、この方は演劇の用語「第四の壁」をモチーフに創作をされている。

私はこのレナルドさん(と相棒のステファニー)が大好きなので、我々の世界に身近なところで推しを感じる要素があると軽率に楽しくなってしまう。オタクという生き物なので仕方ない。

レナルドさんはいいぞ。

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