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地頭が良くないのに結果を出す人に共通すること

社会的に成功していたり、すごい結果を出していたりするのに、話してみると「思ったより賢くないんだな、この人」ってなったことはないですか。

私は何回か思い当ります。そして、なんなら多分私自身もこう思われたことあるだろうなと思ってます。

まだまだ大した成果を挙げてないですが、世の中的に見たらちょっとは成功している側かな、と(思いたい)。

そこまで地頭が良いわけではなさそうなのに、なんなら自分の方が頭は良さそうなのに、なんでコイツの方が成功してるんだろうという疑問を抱いたことがある方は是非この記事を読んでみてください。

その答えが見つかるかもしれません。

1.そもそも私も地頭が良くない

まずは私自身が「地頭良くなさそうだけど、なんだかんだ成功してるタイプ」の人間であることをお伝えした上で、結論を述べたいと思います。

その方が、より信憑性が増すことで読者の皆さんの行動にもつながりやすいのかなと思っています。

まず、私の略歴は以下の通りです。

  • 地方県立高校(偏差値50程度)から早慶上位学部に進学

  • 就職活動を経て就職偏差値63の企業に就職

  • BIG4コンサルに転職

  • GAFAMに転職

経歴だけ見ると、そこそこ優秀に見えませんか。

ところがどっこい、私自身はかなり地頭が悪いと思っています。

というのも、私は何をするにもかなり効率が悪いのです。

例えば高校ではちゃんと授業に出ていたはずなのに、受験が始まるまで校内順位は下位20%程度でした。

授業をサボっていた不良グループの一部に成績で負けていると知った時は、一週間くらいずっと落ち込んでました。

就職活動でも、1年目のサマーインターンは面接で全滅、ESだけのインターンにしか参加できませんでした。

当然、そんな調子なので就職活動本番はボロボロ、いわゆる大手企業には悉く落ちてしまい、4月中旬で自信をなくして就職留年(休学)を決めました。

就職後にも、1年目にはケアレスミスを頻発してしまい、仕事をこなすのに人の1.3倍くらいの時間がかかっていました。

上述の通り、普通にしていると結構ひどい有様です。いわゆる真面目系ポンコツ君なのだと思います。

ただし、大局で見れば割と優秀な方に見えるはずです。

基本的にポンコツの自負があるので、今まではうまく行ってきただけで、いよいよ次は失敗するかもしれないという恐怖をずっと感じていました。

そこで、なぜポンコツな自分が今まで上手くやれてこれたのだろうか、これから引き続き上手くやり続ける方法はあるんだろうかと考えるようになりました。

そこで、今回はこのテーマで執筆してみようと思った次第です。

2.地頭が良い・悪いって具体的にどういうこと

そもそも地頭が良い・悪いとは言うものの、地頭って何を指しているんだろうとふと気になりました。

地頭の意味を調べると、以下のような記載が出てきます。

  1. 大学などでの教育で与えられたのでない、その人本来の頭のよさ。一般に知識の多寡でなく、論理的思考力やコミュニケーション能力などをいう。「―がいい」「―を鍛える」

  2. かつらなどをかぶらない、そのままの髪の頭。地髪 (じがみ) 。

つまり、知識の量ではなく、理解する力・考える力の方を指しているようです。

もう少し文章に落とし込んで考えると、構造的に事象を理解した上で、注力すべきポイントを把握して実行することで、効率的に物事をこなす力といったところでしょうか。

確かに、私はそういった力にそこまで自信はありません。

何がポイントなのか、すぐには判断できないことも多いので、成果につながるまで人より時間がかかってしまいます。また、時間がかかる分集中力も持たなくなってしまうのでミスも増えてしまうというわけですね。

地頭が良い人がうらやましいです。

3.地頭をよくすることは出来ないのか

少し本論からはそれますが、地頭を良くする方法はないのでしょうか。

結論として、ある程度良くすることは可能です。

地頭とは詰まるところ、論理的に考えて効率よく物事をこなす・理解する取り組みなので、トレーニングで型を学べば良いのです。

Amazonでおすすめの書籍を何冊かピックアップしておきますので、ご興味があればご拝読ください。


4.なぜ地頭が悪い人が地頭が良い人より成功することがあるのか

結論として、その答えは時間をかけたからだと思っています。

まず、結果とは【(地頭 × 努力量 × 努力の方向) × ▲▲】という掛け算で導き出されます。

地頭はあくまで結果を出す要素の一つでしかなく、また他の要素と違って0 or 1の世界ではありません。

むしろ、他の要素は全て0になり得ることを加味すると、この中では最も重要度が低いかもしれません。

もともと、私の認識は能力・努力量・方向の三つだったのですが、地頭や成果について調べるうちに、林修氏の名言に出会い▲▲を追加しました。

正しい場所で、正しい方向で、充分な量をなされた努力は報われる。

引用:林修の仕事原論

これを見てすごく納得しました。

例えば、【GAFAMに転職すること】を目標にした場合、GAFAMに活かせる経験を積んで現職で成果を出しておく必要があります。

しかし、例えばその経験を陸上競技の選手が練習の場で積めるかというと、少し難しい気がします。

なので、必要な努力を積み重ねることが出来る正しい場所も重要な要素だと考えます。

(林先生的には、正しい場所は東●ハ●ス●ールを指していたのかもしれませんが。)

5.地頭が良くなくても成功する方法とは

先ほどの結論を踏まえると、地頭以外のパラメータを上げていけば結果につながります。

それぞれのパラメータについて考えています。

1.努力量

とにかくなんでも良いからまずはやる事です。自分もそうなのですが、地頭が悪い人に限って最初にあれこれ考えてる行動に移せないことが多いです。

地頭が悪いのになんだかんだ成功する人は、とにかく行動が早いです。

たくさん行動して、たくさん失敗して、たくさん気付いて、少しずつ修正していきます。

こうすることで自分の中に経験が蓄積されるだけでなく、少しずつ地頭のパラメータが改善されていきます。

経験を積むことで、押さえるべきポイントが感覚で理解できるようになるからです。

2.努力の方向

これも目標や自分の状態に応じて、正しい方向は変わってくるので、一般的にこれが正解という唯一の解を定義することは出来ません。

例えば、数学の点数を伸ばしたいと考えた時、やるべきことはその人が目指したい目標や、今の状態で変わってきます。

東大に入ることが目標で、解法は覚えたが計算ミスが多いことが理由で失点続きの場合は、応用問題を解くより前に、計算ミスをなくす練習をした方が良いです。

逆に、計算は得意だが、解法のストックが少なくて、解ける問題が少ないという方はとにかく青チャートで解法をインプットすることに中力すべきです。

地頭が良い方は、この点でも早いうちから正しい方向を見つけることが出来ます。

ただし、そうではない方も努力量を稼ぐことで、トライアンドエラーを繰り返しながらも正しい方向性を見つけることが出来ます。

つまり、ここでも努力量が問題を解決してくれます。


3.正しい場所

はい、これも地頭が良い人は、どこで努力すれば目標につながるかを理解するのかが早いです。

ただし、地頭が良い人になぜかよくある傾向なのですが、今いる場所とあるべき場所が違いすぎる場合、割とすぐに諦めます。

一方、地頭が悪い人は努力する中で、この正しい場所を見つけます。

今まで努力してきた中で、場所が正しくないと認識した場合は、また正しい場所に行くための努力をするだけです。

なので、意外と心折れずにやり続ける人が多い印象があります。

それぞれの内容を見てきましたが、全てに共通しているのは、努力量で何とかなるということです。

つまり、地頭が悪いのに何だかんだ成功している人は、努力し続けている、これだけです。

ただし、世の中には期日があります。高校受験は15歳時点で、大学受験は18歳時点で、就活は22歳時点での結果です。

短期的に高い成果を上げるためには、やはり地頭は大事なパラメータです。

また、自分が得たい結果に到達するための難易度は、年齢を重ねるにつれて高くなります。

そのため、地頭が良くない認識がある方は、1日でも早く努力を始めることが重要です。

私自身も、エンジンをかけ始めたのが18歳の時だったので、初めの方は苦戦しましたが、30代に入った今は逆に多くの方よりもアドバンテージがある状態だと思っています。

地頭の悪さは努力量でカバーできます。

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