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今起きてるアフガニスタンの問題ってどういうこと?


私は先週語学学校を卒業したのだが、そこでサウジアラビア人と出会った


彼女は私にとって人生で初めて出会うサウジアラビア人で

とても聡明で学習意欲の高い尊敬のできる女性だった


私が中東の文化やイスラム教に興味を持ったのは彼女のおかげであり

彼女と仲良くしたいからこそ彼女の国の歴史や背景、宗教を

正しく理解する必要があると感じた


そこで私がYouTubeで何かサウジアラビアを解説してるチャンネルがあるか

探していると、中田敦彦のYouTube大学チャンネルで

『タリバンとアフガニスタン』を解説している動画を見つけた


先日ニュースで米軍がアフガニスタンから撤退したというニュースが

話題になったのは記憶に新しいだろう


歴史の背景を知らない人からすれば、何がそんなにニュースに載るほどの

ものだろうと思うと思うし、私もそのうちの一人だ


だが、中田敦彦は言う


「ニュースのあの短い時間じゃ、分からなくて当然なんだ」


と、この言葉がアフガニスタンの問題は一筋縄ではいかないことを

説明している


なぜ一筋縄ではいかないのか


なぜアメリカがここまで苦戦しているのか


タリバンとは何なのか



全て彼のYouTubeでわかりやすく解説されているため

気になった方は、詳しくはそちらで観て欲しい



まず、アフガニスタンの問題は

1979年、ソ連がアフガニスタン侵攻を行ったとこまで遡る必要がある


この時期、アメリカとソ連の二大勢力による競争が激化していたのは

言うまでもない


ソ連はアフガニスタンの共産主義化を目論んでおり

現在はロシアとアフガニスタンの間には複数の旧ソ連国が存在するが

当時はソ連のちょうど真下に位置していた


それゆえ目をつけたというわけだ


だがここで問題が起きるのは

アフガニスタンはイスラム教国家であるということである


共産主義の考え方は、宗教の存在自体を否定するものであり

政教分離(政治と宗教を分けて考えること)をしていない

イスラム教とは相性が悪かった


この侵攻の中でアフガニスタンに最新の武器を送り

支援する立場にいたのがアメリカである


4年前のベトナム戦争で軍を送ることの国民からの批判があったため

軍の代わりに武器を送ることで支援していたのだ


もう一つの国が、アフガニスタンの下に位置する国パキスタンである


パキスタンは隣国のインドとこれまで何度も争っており

これを機にアフガニスタンを味方につけようとしていた


またアメリカ軍はパキスタン経由で武器を送っていたため

パキスタンは、重要な役割を担っていたと言える


1989年ソ連はアフガニスタンから撤退することになったのだが

問題は次から次へと呼び起こす

(この出来事はソ連崩壊の一因となった)


ソ連撤退後のアフガニスタンで※ムジャヒディン同士での内紛が勃発したのだ

※聖戦を戦うものの意


このムジャヒディンの内紛に疲弊した国民を狙いパキスタン政府が

アフガニスタンに神学校を作る


神学校は聖戦士養成学校のことであり、男性のみで構成されている

この学生のことをタリバンという


この学生らが最新の武器を持ちムジャヒディンの内紛を納めできたのが

タリバン政権である


つまりタリバン政権とはパキスタンに教わったやり方で国を治めているのだ




そして時は1990年に遡る

イラクがクウェートへ侵攻し、世界に緊張が走った


隣国のサウジアラビアも例外ではない

彼らはこれから国を守る必要があった


そこでソ連がアフガニスタン侵攻をした際に活躍したムジャヒディンの

ビンラディンが名乗りを上げた


だが彼は、アメリカを国内に駐在することを認めた国王に対し

批判をしたため国外追放され、スーダンを経てアフガニスタンへ亡命する


先ほど言った通りソ連侵攻の際に戦った仲のため

タリバン政府はビンラディンを匿う必要があった


そして当時9.11事件が起こったアメリカでは

ビラディンを引き渡してもらう必要があり要求するが

これをタリバン政権が拒否


そしてアメリカの空爆により

タリバン政府の崩壊、ビラディンの殺害が行われた


タリバン政府崩壊後、タリバンは資金を貯め国民を夜な夜な

脅し続けアメリカが撤退する機会を待ち望んだ


一方でアフガニスタンを民主主義化しようとしていたアメリカの計画は

失敗に終わり汚職事件の多発に国民の不信感を募らせた


そしてアメリカがアフガニスタンから撤退を完了したと同時に

この機を待ち望んでいたタリバンが動き出し首都カブールを一気に制圧した





これが一連の流れである


そして現在アフガニスタン首都を制圧したタリバンにアメリカと対立状態に

ある中国が接近しようと試みている情報があると中田敦彦は語る


今後の世界情勢が変わる節目にいるであろう私達は

今後の動きに敏感になる必要があり、物事の本質を見る必要がある


ニュースを見る前に背景を知り、なぜそうなっているのか、何が問題で

私たちの生活にどのように影響するのか


私は観やすくエンターテイメント性も入っている中田敦彦のYouTube大学を

観ることを勧めるし、浅くても広く物事を知る必要はあると思う


個人が興味を持ったトピックには是非とも深く調べていただきたいと

いうのが私の意見である

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