ペットと住まいの臭いの調査レポート!ーペットの臭いで困っていませんか?ー
みなさん、こんにちは。LIXIL住宅研究所note編集部です。
私たちが今年の春に調査したところ、お友達などの家に遊びに行ったとき、なんだか臭うなぁと感じたことのトップは「ペットの臭い」となりました。
今回は、この結果を受けて、ワンちゃんやネコちゃんを飼っている方に、自宅でのペットの臭いやその臭い対策などをお聞きしました。私たちの調査では、ペットを飼っている家が約3割になり、ワンちゃんが15.8%、ネコちゃんが15.1%と若干ワンちゃんが多い結果となりました。ペットを飼われている方は、この調査レポートを参考に住まいの臭い対策を改めて考えてみてはいかがですか!
ほとんどのワンちゃん、ネコちゃんが室内で飼われています!
ワンちゃん、ネコちゃんを飼っている方にどこで飼っているのか?を質問しました。予想通り、ワンちゃんが93.7%、ネコちゃんが96.9%となり、ほとんどが室内で飼われています。室内飼いということは、おしっこやうんちなどの排泄も室内が多く、当然その臭いも気になりますね!
ワンちゃん、ネコちゃんではどのような臭いが気になるの!
どのような臭いが気になるか?きいたとことろ、ワンちゃん、ネコちゃんとも排泄物の臭いが多くなりました。ワンちゃんでは「おしっこの臭い」=57.1%、「うんちの臭い」=45.8%、ネコちゃんでは「うんちの臭い」=66.9%、「おしっこの臭い」=55.7%となりました。しかし、「ペットの体臭」については、ワンちゃんが43.5%となり、ネコちゃん13.1%に比べて多くなっています。
ワンちゃんの臭い対策BEST12
1:うんちをした場合、すぐに片付けるようにしている=56.3%
2:トイレマットなどは頻繁に交換している=43.3%
3:空気清浄機などを常に使用している=31.4%
4:できるだけ換気をよくしている=30.6%
5:おしっこやうんちをした場合は、すぐに消臭スプレーなどを使用している=27.8%
6:トイレマットなどは消臭タイプを選んでいる=25.7%
6:ペットを頻繁にシャンプーしている=25.7%
8:消臭スプレーなどを頻繁に部屋に噴霧している=19.2%
9:家の中に臭い対策をしたペットのトイレ専用スペースを設けている=18.8%
10:強力な消臭剤を使用している=12.7%
11:ペットがいる部屋などは24時間換気扇を回している=11.4%
12:防臭効果の高い壁紙などを使用している =9.0%
ネコちゃんの臭い対策BEST12
1:うんちをした場合、すぐに片付けるようにしている=52.1%
2:猫砂やトイレマットなどは頻繁に交換している=41.8%
3:猫砂やトイレマットなどは消臭タイプを選んでいる=41.8%
4:できるだけ換気をよくしている=33.1%
5:空気清浄機などを常に使用している=18.3%
6:おしっこやうんちをした場合は、すぐに消臭スプレーなどを使用している=16.0%
7:消臭スプレーなどを頻繁に部屋に噴霧している=12.5%
8:ペットがいる部屋などは24時間換気扇を回している=11.8%
9:強力な消臭剤を使用している=10.6%
10:家の中に臭い対策をしたペットのトイレ専用スペースを設けている=9.1%
11:ペットを頻繁にシャンプーしている=6.1%
12:防臭効果の高い壁紙などを使用している=2.7%
■まずは排泄物をすみやかに片付ける
ワンちゃんもネコちゃんともうんちはすぐに片付けるのが臭い対策のトップとなりました。つづいて、トイレマットや猫砂を頻繁に交換や消臭タイプを使用するなどが上位となっており、排泄物の臭いを抑えるためにすみやかに片付けることを第一にしている方が多いようです。
■嫌な臭いは換気の徹底や空気清浄機で排除
室内の換気対策に心がけているとの回答も上位となっています。できるだけ換気をよくしている(ワンちゃん=30.6%、ネコちゃん=33.1%)、空気清浄機などを常に使用している(ワンちゃん=31.4%、ネコちゃん=18.3%)、ペットがいる部屋などは24時間換気扇を回している(ワンちゃん=11.4%、ネコちゃん=11.8%)などの対策を行っている方も多くなっています。
■消臭スプレーは臭い対策には欠かせません
おしっこやうんちをした場合は、すぐに消臭スプレーなどを使用している(ワンちゃん=27.8%、ネコちゃん=16.0%)、消臭スプレーなどを頻繁に部屋に噴霧している(ワンちゃん=19.2%、ネコちゃん==12.5%)、強力な消臭剤を使用している(ワンちゃん=12.7%、ネコちゃん=10.6%)など臭い対策には消臭スプレーは欠かせぬアイテムとなっています。
■ワンちゃんは体臭対策のため頻繁にシャンプー
ネコちゃんに比べて体臭がするワンちゃん!そのため頻繁にシャンプーしているとの回答は、ネコちゃん=6.1%よりワンちゃん=25.7%が高くなっています。
■ワンちゃんは散歩の時&室内での排泄が主流
ワンちゃんは散歩の時にうんちやおしっこをすることが多いと思います。
今回の調査では、室内でうんちをしないようにしつけている=15.1%、室内でおしっこをしないようにしつけている=13.1%となり、思ったより少なくなっていました。散歩の時にうんちやおしっこ、そして室内でも排泄するパターンが多くなっているようです。
■臭いの対策は行っていない方は、ワンちゃん、ネコちゃんとも少数派
ペットの臭い対策を特に行っていない方は、ともに5.7%の少数派にとどまっています。臭いはペットと一緒に住むと慣れてしまいがちですが、衛生面などからも何らかの対策は必要だと思います。
現在のペットの臭い対策で、臭いを抑えられていない方が3割弱
ペットの臭い対策を行っている方へ、ペットの臭いを抑えられているか質問したところ、ワンちゃん、ネコちゃんとも臭いを抑えられていないとの回答が28.7%となりました。
逆に、十分に臭いを抑えられている(ワンちゃん=10.0%、ネコちゃん=8.1%)、ある程度の臭いを抑えられている(ワンちゃん=58.3%、ネコちゃん=61.9%)となりました。
今回は、ペットと住まいの臭いについて紹介しました。ペットと一緒に生活している家族はその臭いに慣れてしまいがちですが、それ以外の方にとっては不快な臭いとなってしまいます。また、うんちやおしっこなどをした場合、いつまでもそのままにしておくことは衛生的にも問題があります。
ペットとの生活において臭いを完全に無くすことはとても難しいと思いますが、最後に私たちが提案している「すごい家」の「AIR QUALITY=いつも空気がきれいな家」についてご紹介します。これからの住まいの最新の機能としてご参考にしてみてください。ありがとうございました。
「すごい家」のAIR QUALITY=ペットを室内飼いしても、いつも空気がきれいな家について
当社では、これからの住宅に必要な機能をもれなく搭載し、さらにお求めやすく提供する新たなコンセプトの住宅「すごい家」を展開しています。
「すごい家」では、「AIR QUALITY=いつも空気がきれいな家」を実現するため、24時間熱交換換気システム、高気密性能、チタンメッシュ採用空間除菌脱臭機、光触媒塗布床材などの機能を搭載しています。
「いつも空気がきれいな家」とは、外からの空気をきれいにして取り込むテクノロジーと、家の中の空気をきれいにして循環するテクノロジーを用いて、冬の寒さ、夏の暑さ、春の花粉、外のほこり、細菌やウイルス、住まいの臭いなどのお悩みをできる限り解消する住まいです。
そして、この「すごい家」において、搭載している空調換気システムの換気・除菌・脱臭機能について第三者機関による実物大実験(モデルハウス)を実施し、その効果があることを実証しました。
1)24時間熱交換換気システム&高気密性能
熱交換型換気システムの空気の流れを利用し、屋外空気・全館の空気を階間に集めるとともに、冷暖房効果を損なうことなく換気を行い、高性能フィルター、光触媒のテクノロジーでクリーンな空気を室内に循環させます。
2)光触媒担持チタンメッシュフィルターを採用した空間除菌脱臭機
1階と2階の間に集めた屋外空気・全館の空気は、光触媒担持チタンメッシュフィルターを採用した空間除菌脱臭機を通すことで、ウイルス・細菌なども光触媒技術で分解することが可能です。
3)光触媒塗布床材「清潔すこやかフロア」
蛍光灯やLED などの室内光により、床に付着・蓄積する菌・カビ・ウイルス、臭いやVOC(揮発性有機化合物)等を分解できる先端技術“可視光応答型光触媒”で、室内環境を清潔にするフローリング「清潔すこやかフロア」を採用しています。
「すごい家」の実験結果について
「すごい家」では換気・除菌・脱臭の効果について実際のモデルハウスを使って実験を行っています。
換気性能については、窓を開けずに24時間空調換気システムを稼働させた状態で室内にCO2を発生させると、ピーク時には厚労省の換気状態の基準値を超える濃度1200ppmあったものが、30分後には約半分、1時間で約1/3になっていることが確認できました。
空間除菌については、乳酸菌を用いて室内の除菌性能を実験しました。
除菌・脱臭装置を停止した状態だと、光触媒フローリングの除菌性能による緩やかな減衰のみが見られましたが、除菌・脱臭装置を作動させると約60分で高い除菌効果が得られることが分かりました。除菌機能については、花粉などのアレルゲンにも同様の効果が期待できます。
脱臭性能については、臭いの主要物質であるアンモニア水を用いて実験しました。臭気判定士による6段階評価試験で、当初強い臭気レベル4であった空間が、除菌・脱臭装置を作動して60分後にはほとんど無臭の臭気レベル1までさがるという脱臭効果が判定されました。