【旅行記】夏休みを謳歌するために出雲から東へ戻ることにした【4日目】
こんにちは。莉香です。
一気に夏らしくなってきたこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
私は夏の暑さでnoteを更新する体力を奪われていました。
さてさて、旅行も4日目。
この日は京都を起点にして、滋賀、兵庫、大阪を巡りました。青春18きっぷ様様です。
京都から滋賀へ
前日までの疲労が溜まっていたのか、少し遅く起床。ゆっくりと準備をしていると、気がつけばブランチの時間帯。何も食べないのもな、と思い、京都駅で朝ごはん兼お昼ご飯をいただくことに。
京都駅で可愛いペンギンの銅像がお出迎え。
朝ごはんは「今日のおばんざいセット」的な名前のお上品でとても美味しい定食でした。そうめんのお出汁が干し椎茸の出汁でとても美味。
お腹も適度に整ったところで、いよいよ本日の旅がスタートです。
また、この日から青春18きっぷが使えたので、早速活用していきました。
新快速乗り放題です。なぜかわからないけど新快速の響きだけで楽しくなれます。
京都を出発して、山科を通り大津へ。
京都〜山科間と、山科〜大津間のトンネルに入った際の気圧変化が飛行機に搭乗した時レベルのもので驚いているうちに、あっという間に大津駅到着です。
大津駅は北緯35度線上に建っているらしく、それを示す表示がありました。そういえばUVERworldの曲の中にもそんな歌詞あった気がします。詳しくは検索してみてください。
大津駅を出るとすぐスタバがあったので、せっかくならと思いご当地フラペチーノを注文。
爽やかなブルーが綺麗な、ミルキーなお味のフラペチーノでした。
写真からもお分かりになるかと思いますが、ひたすらに「夏!」を感じる日差し。暑かったです。
そんな中このフラペチーノは天からの贈り物でした。
せっかく大津に来たし、と思い、観光案内板をみたところ、琵琶湖がある模様。大津駅からも歩いて行けるので、暑いけどまあ行けるか、と思いながらフラフラと向かいました。
琵琶湖と鮒寿司と大津と
大津駅から約15分くらい歩いた頃でしょうか。目の前に大きな湖が見えてきました。海と言われても一瞬信じそうなくらい大きい。
夏を感じる…とても夏だ…と思いながら琵琶湖沿岸を歩いていると、少しずつ体がふらついてきたので、近くにあった商業施設に避難。
体の火照りを覚ましながら、入っていたお土産屋さんを物色しました。
大津に行く前に、滋賀の名産は何かと思い調べていたら「鮒寿司」の名前が。
色んな人に聞いても悪評しか目立たなかった鮒寿司。
平安時代からある伝統的な発酵食品で、寿司の原型とも言われる鮒寿司。
匂いがきつい、臭い、あまり美味しくない、などといった話を聞く中、「発酵食品だからそれなりの匂いだろうけどいけるかも?」と考えていた鮒寿司。
そのお土産屋さんで初めてそのお姿を発見しました。
正直、「これがそんなに異臭を放つのか…?」といったビジュアルの出立ちに、拍子抜けしてしまいました。北海道の郷土料理の飯寿司(いずし)みたいだ…という気持ち。同時に食べられそうだな…という感覚。
ただ、どうせ食べるなら名店のものを、と、鮒寿司の老舗を調べてみました。どうやら「元祖阪本屋」というところが鮒寿司の有名店らしく、琵琶湖からも歩いて行ける距離だったので、向かってみることにしました。
大津の街を歩くこと15分ほど。
「元祖阪本屋」さんに到着。せっかくなので、鮒寿司のお試しセットとたてぼし貝の佃煮を購入。きっちり冷蔵の梱包をしてもらいました。
鮒寿司をホテルで開封した際の写真。
…発酵食品、な見た目…。ドキドキです。
目的のものを買ったし、と思い、大津駅に戻ることにしました。
大津の街中を歩いていて思ったのですが、大津、何もない。人もいない。少し怖い。
薬局の廃墟や、空きテナントが目立つ商店街。平日の昼だったからかもしれませんが、あまりに何もなさすぎて「これが滋賀県の県庁所在地か…?!」という感想が頭の中を埋めていきました。
滋賀から兵庫へ
さて、次はどこに移動しようかな、と考えた時に、ふと「そうだ、自分のルーツの一つである兵庫の明石に行ってみよう」と思いつきました。
実は祖父が明石出身のため、昔から気になる場所だったのです。
急に行き先が決まるのは行き当たりばったりな旅の醍醐味です。
そうと決まれば早速新快速に乗り、大津から明石へ向かうことに。
わざわざ普通に乗らずに新快速に乗っちゃうあたり、新快速への愛が止まりません。自分でも何をいってるかわかりません。
道中、太陽の日差しに奪われた体力を取り戻すべく、電車の中で爆睡。気がついたら明石に到着していました。
一瞬で明石についた気さえしてます。
明石といえばタコが有名。明石焼きも有名。
街中はタコを推していました。
観光案内板を見ると、有名らしい商店街の「魚の棚(うおのたな)商店街」という場所があったので、行ってみることに。
地元の人は「うおんたな」と呼ぶとか、呼ばないとか。
いい感じのアーケード商店街。タコ推しなので、タコ珍味のお店や明石焼きのお店、たこめしを売ってるところなどが多かったです。
新鮮な海の幸も多く売られていたため、兵庫に住んでいたらおそらくこの商店街で買って帰っていました。
一通り商店街を散歩し、小腹が減ってきたな…と思ったので、駅前の明石焼き屋さんで小腹を満たすことに。
お出汁で食べる明石焼き。美味すぎる。
お出汁が最高に美味いのでもっと全国で気軽に食べられるようになってほしいところです。タコも大ぶりでとても美味しかった…。
そろそろ夕方だな、と思い、どうしようかな、と考え、ちょうど食べたいお店のある神戸へ移動することにしました。
もちろん新快速利用です。
明石から三ノ宮、尼崎、そして大阪へ
明石から新快速で神戸は三ノ宮へ。
三宮と三ノ宮の表記揺れはなぜ生じたのでしょうか。知人に聞くと「気にしてはいけない」と言われたので深掘りはしないことに。
兵庫のフラペチーノ飲んでない!と思い、スタバに駆け込み購入。チョコが上品な甘さで美味しかったです。
三ノ宮は何度か訪れたことがあったので、一通り用を済ませた後、お腹も減ったしと思い、隣駅の元町へ。中華街が有名な街です。
駅中には獅子舞に使われていた獅子が展示されていました。
南京町の中心部にある中華風な建造物。
後ろの枝垂れ柳と相まって涼しげでした。暑かったけど。
ここから少し歩いた場所にお気に入りの焼肉屋さんがあるので向かうことに。
大阪にも店舗があるお店、岩崎塾さん。
女一人焼肉をしみじみと堪能しました。ホルモンうまいです。最高です。
お腹もいっぱいになったしな〜、と思い、腹ごなしを兼ねて三ノ宮駅まで歩くことにしました。
三宮センター街を通り、駅前へ。
夜の三宮駅前はとても綺麗でした。また来るぜ三宮。
このまま京都に帰ろうか迷いましたが、もったいないな…と感じ、途中下車。
尼崎に降り立ってみました。ダウンタウンさんの出身地で有名ですよね。
降り立った時には20時近かったため、駅ビルはやってなかったのですが、そこにいたキャラクターのパンチが強すぎて思わず写真を撮ってしまいました。
なんだろう、尼崎のことは全く知らないけれど、尼崎っぽい…
特に立ち寄れそうなところもなかったため、再度新快速に乗って京都…と思わせて大阪へ。
どうせならスタバのご当地フラペチーノ飲んでから京都に帰ればいいや、と思い立ってしまったのでした。
大阪駅に到着、からのフラペチーノ。
フルーツの味がして「ミックスジュース」感がとてもありました。美味〜!!
そういやこの日フラペチーノ3杯飲んでますね。カロリーは気にしないでおきます。
そうしてフラペチーノを堪能した後、京都に新快速で戻っていきました。
この日は新快速大好きクラブ会長になれそうな勢いで新快速に乗ってます。
京都に到着。京都タワーが光り輝いてました。
ホテルで鮒寿司と対峙
京都に着いた後、市バスに乗り、ホテルへ。
いろいろお土産買ったな〜などと思いながら、ある計画をいよいよ実行するのか、とワクワクとドキドキが止まらない道中です。
その計画とは、「鮒寿司の実食」。
さまざまな酷評を聞いていた分、未知の世界の食べ物すぎてむしろ期待が高まっていました。
ホテルについて、部屋に入り、お風呂で汗を流した後、身支度を整えて、ご飯を用意して、いざ、実食。
先ほども載せた鮒寿司の写真です。
いざ、真空パックを開封。
臭いんだろうな…と思っていましたが…
「あれ、臭くない…」
中国の臭豆腐(屋台料理。すごい臭い豆腐の料理。でも味は美味しい)を想像していたので、正直拍子抜けしました。乳酸菌発酵の匂い。むしろうまそう。
もしかして、口に含んだ時に地獄を見る…?!と思い、1番小さな切り身をパクリ。
覚悟してもぐ、もぐ…とゆっくり噛み締めていくと…
「臭くない…むしろうまい…酸味強いけど旨味が強い…!!」
ご飯と合う味でした。
未知の味との対面と感動をありがとう、だけどドキドキを返してくれ…という気持ちでした。私は好きな味。
どうやら発酵食品やら、世界の臭い食べ物に慣れてたせいで麻痺してしまっていたのかもしれません。思い切って買ってみてよかったです。
半分くらい切り身を楽しんだところで、満腹と眠気が来たので、残りは明日の朝ごはん、ということにしてホテルの冷蔵庫へ。お茶漬けにして食べようっと、と決意。
この日は長距離の移動やら、未知の味へ挑戦するやらで疲労感と満足度が満タンになった1日でした。
いよいよ翌日は京都を離れて三重県伊勢市へ。
無事、青春18きっぷを使ってたどり着けるのでしょうか。ドキドキです。