詩的エッセイ「空からのエール#番外」花が教えてくれたこと。
夢が咲く時。って
ぎりぎりまでわからない。
いつもの散歩道の、よく見えるところに、
花のつぼみがあったんです。
長いあいだ、緑色のまま、かたく閉じていて、
「いつ咲くんだろう」「まだ、咲かないのかな」
そう思いながら、何度も、そばを通りすぎていました。
でも、二、三日、見ていないあいだに…
「あっ…」
と息をのむほど、みごとに咲いていました。
真っ白なユリでした。
しかも、ひとつだけでなく、
五つも六つも。
そんなふうに、
わたしたちの、夢や願いも、
「咲く時」は
ぎりぎりまでわからない、のかもしれません。
けれど、きっと、
「その時」にむかって、
目に見えないところで
着々と準備はととのっていく。
ちょうど、
目指すものに近づけているのかどうか、不安だったとき。
「教えてくれて、ありがとう」と、
花たちに心で話しかけると、
いい香りを送って、応えてくれました。
…………
*ご覧いただきありがとうございます!*
今回は、「空から」ではなく「花から」のエールでしたが……
「空からのエール」シリーズって?……
「目指すもの」にむかって、がんばるあなたへ。
日々を歩んでいくなかで、空のどこか高いところから届いた言葉を、詩のようなエッセイのような、ふわりとした読み物にしてお贈りします。
実際に、筆者・真西結弓が自分をはげますときに思い出している言葉の紹介、でもあります。
すこしでも、みなさまの心に、「エール」が届きますように……♪
Words by 真西結弓 (まにし ゆみ)
[ リ―ヴル・Mei ]
Special thanks Photo ac
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