みんなで同じ夢をみる。[リーヴル・Mei 準備室通信#3]
いらっしゃいませ。
ちいさな読み物の店 リーヴル・Mei 店主の真西結弓です。
本日、新シリーズを公開します……!
これはまだまだ…と思って、アイディアメモのかたすみに眠らせていたものなのですが、
本日、終戦の日にあわせ、
急きょ、公開することとなりました……!
平和を願う、子どもと大人の絵本
『水かがみのむこうで』。
本を読む、ということは、
特に、物語を読む、ということは、
「みんなで同じ夢をみる」ということだと思うのです。
ひとつの物語から
同じイメージやメッセージが、
たくさんの読者さんに発信される。
もちろん、一人ひとり、こころはちがうので、
うけとりかたはさまざま、ではあるのですが、
ある程度は、同じイメージが共有される。
自分のお気に入りの本を「私も読んだことある!」という人に出会うと、
「あのシーンがよかった」「あのキャラクターが好き」と、おしゃべりに花が咲きますよね。
そうして、「たくさんの人が、同じイメージを持つ」ということは、
「たくさんの人が、同じ夢や願いや、未来像を持つ」
ということにも、つながっていくんじゃないか。
わたしはそう考えています。
夢や願いに、形はありません。
でも、どんなモノや、どんな出来事も、
つくられた理由、起こった理由があり、
それにしたがって、
ひとが手や体やモノを動かして、あらわれたもの。
ひとの思いや考えが、目に見える形になったもの。
だからこそ。
遠い理想や、夢物語のようなことを、
そのまま幻想で終わらせないために。
リアルではない、
現実から、遠くかけはなれたイメージだとしても、
書かなければならない、書きたい、と
思うのです。
読者さん、というのは、
作者といっしょに、同じ夢をみてくれるひと、
なのかもしれません。
いっしょに、同じ夢をみましょう。
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