ぼっち・ざ・ろっく 後藤ひとりが好きそうなバンド6選!
ぼっち・ざ・ろっく、流行ってますよね。
アニメが始まった当初は圧倒的作画力で攻めるチェンソーマン、「蝋燭みたいで綺麗だね」と4歳児が敵機体を爆発させながら笑う機動戦士ガンダム水星の魔女、最近日常系ばかりでつまらないSPY×FAMILY等に押されそこまで話題には上がっていませんでしたが、今や毎話放送される度にTwitterでトレンドに上がる程度には人気が出ています。最近でもedで喜多ちゃんが観客に向かって中指立ててると話題になりましたね。
そこで、僕も話題に乗っかろうと結束バンドのギター、本作の主人公、後藤ひとりが好きそうなバンドを6つ挙げていこうと思います。話題ぐらい乗っからせてください。前回上げたnote、4000文字書いたのに1いいねしか貰えなかったんです。お願いします。
ところで、後藤ひとりが好きそうな音楽とはなんでしょうか。バンドを組む為に、最近流行りの曲はだいたい全て弾けるようにしている彼女……。青春コンプレックス(周りのキラキラしている奴らを見ていると死にたくなってくるアレです)を刺激しない曲が好きだと語る彼女……。
きっと、Mrs. GREEN APPLEやWANIMAとかハンブレッダーズとかを聴いたら吐くんでしょうね。ミセスやWANIMAは作り物じゃない本物の陽の殺意を放っていますし、ハンブレッダーズはなまじ共感性がある中で『彼女』のことを歌ったりするので天敵だと思います。
さらに、漫画中にぼっちちゃんが「私は枝毛ばっかなのに……」みたいなこと言ってたから、きっと体毛とかもちゃんと処理してないんだろうな……。そんな彼女がミセスとかハンブレッダーズ聴いて吐く姿を想像すると、なんかこう興奮しますね。グフフ……。デュフフフフフ……。死のう。
というわけで早速やっていきましょう。
1組目 Syrup16g
まずはコチラ。後藤ひとりの人間性を考えたら真っ先にこのバンドが思い浮かびました。最近新アルバムも出しましたね。とってもいいアルバムでしたが、無性に人生の意味を考えたくなりました。僕でも生きてていいんですか……? 今手元見たら地味に指毛生えてたし……。
知らない人のために、このバンドがどういうバンドかを説明すると、大体上記の歌詞みたいな感じのバンドです。ネットではSyrup16g、The back horn、artschoolと並んで三大欝バンド、なんて呼ばれてたりします。back hornが激情、artschoolが躁鬱と評するなら、Syrup16は諦観でしょうか。人生観も表情も性格も何もかも暗い。なんならファンも暗い。ファンが最も精神科通う率が高いバンド、ナンバーワンでは無いでしょうか。
そして、彼女がこのバンドと出会う経緯も簡単に理解出来るのもポイント。大方、ネットで『おすすめの鬱バンド!!』みたいなありがちブログ見て、Youtubeで聴くみたいな流れでしょう。そんで、『皆が優里や髭男聞いてる中、こんなニッチなバンド聴いてる私……』と優越感に浸っていて欲しい。愛してるよ、ひとり……。
ちなみに、Syrup16g。活動休止が多すぎることでも有名で、僕はHUNTERHUNTERって陰で呼んでます。多分ツアー終わったらまたすぐ活休しますからね。精神的にきつくならない程度にのんびりやって欲しい。
2組目 PK shampoo
このバンドも聴いているでしょう、間違いなく。PK shampoo。どういうバンドかと聴かれると、聴いてくれとしか言えない。僕の脳内では解説不可能に近いので解説はフォロワーが書いたブログに任せます。語彙力が無さすぎて、星座とか好きそうとなんかエモい、ぐらいしか言えない。だけど、とんでもなくエモいし凄い。初めて聞いた時の感動や衝動は間違いなく最高潮だと思います。伝わりましたか、これ?
ぼっちちゃんは基本的に人気の曲を弾けるようにしている節があり、そんな癖の少ない曲ばかりの中、こういった音楽麻薬みたいなロックが流れたら間違いなく引き寄せられると思います。愛してるよ、ひとり……。
あと、個人的にPK shampooのボーカル、ヤマトパンクスから音楽や独特な感性、才能を取り上げた姿は少し見てみたいです。それで、とんでもない化け物が生まれて欲しい。星のカービィのマルクソウルみたいになりそうですよね。
3組目 Plenty
まさに知る人ぞ知るバンド、Plenty。既に解散してしまっていますが、個人的にはthe cabs、きのこ帝国と並んで生で見てみたかったバンドです。復活してほしいね。
生活をする上でのやるせなさや、不満を歌にすることが多く、孤独や寂しいという単語が最も似合うバンドかもしれません。人との距離とか、人間関係の悩みとか、そういうのを考えさせられるバンド。僕は好きです。
派手さはないけれど、1番ぼっちちゃんの心を穿つのはこういうバンドでは無いでしょうか。個人的には、ぼっちちゃんがこれを好きと言ってくれたら結婚してあげてもいいかなって思います。一緒にささやかな幸せ掴もうな、ひとり……。
4組目 3market[ ]
個人的に幸せになって欲しいバンド、ナンバーワンかも知れません。歌詞の通り、めっちゃくちゃ捻くれている。俺の青春ラブコメは間違っているの比企谷八幡が、雪ノ下雪乃に出会えず「けいおん!」に影響を受けて運良くメンバーが集まったらこういうバンド作るんだろうなと。
タイプ的にはPlentyと似ているかもしれないが、plentyが孤独や寂しさを婉曲的に表現するなら、スリマは超直接的。武道館で歌って欲しいけど、このバンドが武道館で歌ったら世も末だなと思うような難しさがある。いや、現代はもう末か……。
ぼっちちゃんの共感性、という意味ではかなり近いところにあるバンドだと思います。一緒に手を繋いでライブ聞こうな、ひとり……。
5組目 神聖かまってちゃん
……難しい。正直、ぼっちちゃんが本当に好きかどうかはかなり怪しいところがある。他になにか良い候補があればコメント欄やリプ欄で教えてください。
だけど、このどのバンドよりも狂った世界観を吐き出せるバンド、よく躁鬱に陥って変人行動をするぼっちちゃんにはピッタリな気がします。メッセージ性もシンプルで頭じゃなくて心で感じる音楽なのも良い。その類で言うと、挫・人間とかも好きそうですよね。
ちなみに、中学生時代に彼女が給食の時間で流したの、実はデスメタルじゃなくて、神聖かまってちゃんの『友達なんていらない死ね』だったみたいです。ロックだね、ひとりちゃん……。
6組目 ハンブレッダーズ
いや、冒頭で吐くとかほざいてたクセに何取り上げてるんだって声は分かります。だからやめて、そんな声荒げないで……。殴ったり蹴ったりしないで……。痛いよ……。
ただ、実際、1話の時点でこのバンドの曲を聴いたら恐らくぼっちちゃんは本気で吐くと思います。上手くいってない、何か物足りない中、それを足掻いて掴み取るんだ!という意気込みを感じるバンドですし、なまじ共感性があるので本当に青春コンプレックスを刺激してきます。「スクールカーストの最底辺から青春を歌いに来ました」と言いますが、本物のスクールカーストの最底辺はそんなレベルじゃないです。僕はバンドサークルに入ったものの、誰もメンバーを組んでくれず「お前いらない」と先輩に追放され、サークル入る為に買った1万円のEpiphoneのギターが今も部屋の隅に転がっています。ぼくが!僕が本当のぼっち・ざ・ろっくです!殺してください。
だけど、仲間とバンドを組んで、ライブを行う程度まで成長した今ならどうか。今まではジメジメした石の裏に潜んでいそうな彼女も、少しずつ陽のあたる場所へは進んでいるわけで、そしたら今まで聞けなかった音楽も聞けるようになるのでは。
そもそも、実際いいバンドです。凄い編曲能力とかあるとかではないけれど、自分はこうだ!と、吐き出すような隠さない素直さがある。だからこその共感性だと思いますし。その素直さは、ぼっちちゃんにも刺さって欲しいという願望を込めて入れました。
ちなみに、このバンドのメンバーの誰かはけいおんに憧れてバンド始めた経緯があります。実際、これから「ぼっち・ざ・ろっく」に憧れてロックを始めようとする子もいるでしょう。で、御茶ノ水で5万ぐらいのギターお小遣い前借りして買って、でもバンドメンバーは組めず置物と化すんだね……。悲しすぎる。
終わりに
いかがでしたか? 実際、ぼっちちゃんは友達がいないのでひたすらギターを弾いていた、というシーンがよく思い浮かびますが、この音楽が好き!みたいなことを主張するシーンはほとんど無く、虹夏に「好きな音楽は?」と聞かれた際、「青春コンプレックスを刺激しなければなんでも……」と答えてたので、別にそこまで音楽を聴くことに興味があるタイプではなく、単にギターを弾くのが好きなだけ、な気もします。というツイートを見てとても納得してしまった自分がいました。多分、音楽の話よりもギターの弾き方の話とかの方が盛り上がるんだろうな。
しかし、そんな彼女も気に入るような選択はできたのでは無いでしょうか。正直、選曲にはかなり難しさがありました。暗いバンドの方が好みと言っても、多分amazarashiみたいなバンドはそんな好きじゃないんですよ、彼女。世情を憂いている訳ではなく、自身を憂いているので。
そういった考察をしてみて、あなただけの後藤ひとりスペシャルを作っていただければいいのかなと思います。それでは!
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