夏至の太陽をからだいっぱいに|裏の畑Body work部
月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」の後半の部で、Body work講座を担当しています。前半の部の絵の教室はこちら↓
6月21日。
夏至の日でした。
最初に少し夏至のお話。
夏至とは、最も太陽の熱が強くなり、昼が長くなる季節です。ハレ(精神)からどんどんケ(現実)を形作ろうとする力が最も強く、ケが枯れやすい時期です。いろんな説がありますが、一説によると、ケガレとは、ケ(現実・日常)が枯れることを表していると言います。なので夏至は、現実が形になり大きく動く季節であるとともに、ケガレをはらったり癒すような行事が世界各地で行われています。日本の神社の茅の輪くぐりもそうですね。
糸を使って、陰陽転化を体で感じて見ました。夏至は陽の力が極まり、陰に転じるターニングポイント。ここから冬至に向かって陰の力が立ち上がってくるのですが、陽の力はそれと拮抗しながら力を抜いていく。ちょっとマニアックな話になりますが、筋肉に例えると、主動作筋と拮抗筋の役割が入れ替わるような感じです。
今まで方向性を作る主として働いていた力(主動作筋)には常に生き過ぎぬようにブレーキをかけ拮抗する力(拮抗筋)が働いていて、その二つがタオを作っている。夏至は陽が主動作筋から拮抗筋へと役割を入れ替える瞬間なのです。
お天気が良かったので、最後はお外に出てワークです。やっぱり夏至の太陽はすごい!大きな大きなエネルギーを感じます。ワークの際には、前半で描いた水彩の絵(昼の光と夜の光)を使いました。
体を動かしながら先ほど描いた絵を感じてみると、描いているときは気が付かなかった感触や思いに気がつくことがあります。
もしかしたら、この日は初めて夏至らしい夏至を過ごしたかもしれません。素晴らしい時間をご一緒できた仲間と太陽に感謝です。
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