093. 押したら決まる。4コマのラフ画をザクザク描いてみた
一日一描。
この一日一描という習慣を始めて以来、はじめての漫画。
夕方無印良品へ買い物へ行く用があったので、あ、そういえば欲しいものあったんだった、と文房具コーナーへ。
週刊誌4コマノートを買いました。
随分前から「漫画描いてみたら?」とか、「コミックエッセイを描いてみたら良いんじゃない?」といろんな人に勧められていたのですが・・。
「うーん、私は普段漫画を読まないから描き方なんてわからないしなぁ・・」とか「慣れないデジタル漫画描くのは時間かかるしなぁ・・」とか「4コマは起承転結で構成されるから・・えぇっと・・」などとぶつくさ言っているうちに数年の月日が経ちまして。
でもなぁ。
以前お友達のみおさんに頼まれて描いてみたら描くことはできたしなぁ漫画。しかも楽しかったし。なんて思ったり。
思いついてやってみたらデジタルにも何とかできたし。今はデジタルにそんなに強くない私でも使えそうなツールだってたくさんあるしなぁ。なんて思ったり。
多くのことは、やってみたら案外平気なのに、やる前に悶々と悩んでしまうのだ。人間って不思議な生き物である。
で、今日無印良品のお店に入った時、
「買ったら描くわよ。あたしできる子!」と心の中のどこからか声が聞こえてきて、4コマ割りしてあるノートを買ってみたのです。そして、とりあえずラフ画でも描いてみようと夜な夜なノートを広げてみた次第。
すると・・
あれ?
何だよ。描けるじゃない。ザクザク描いてるじゃない、私(笑)。
そしてなんだろう、このデジャブ感・・と思ったら。・・あ!そうだ、あの時だ。学生時代、友達とレストランでメニューを決めた時。
メニューを広げてお互い何を頼むか迷っていると、友人が何の前触れもなくいきなりピンポン。ウェイトレスを呼んでしまったのです。
「えぇぇぇ!?」と私が慌てふためていると、その友人。
「大丈夫。あたし達できる子!押したら決まるんだから。人間ってそうやってできてるから」と。
「ただいま伺いまーす」とウェイトレスが出動。
あわあわとしながらメニューを見回すと急に頭が冴えてきて、「よし、ジャンバラヤにしよう」と今まで食べたこともない謎のものを頼むことになったのですが(笑)。
結果、意外にもそのジャンバラヤがすごーく美味しかったのでちょっと感動してしまったのでした。
以降、迷いがあってあと一歩が出ない時には「押したら決まる。あたしできる子!」と心の中で呟いてとりあえず飛び込んでみる。
感覚的に70%くらいの確率で、「あーしくじったなぁ。もっと頭使うところだった。考えて飛ぶべきだったわ、私」と思ったりするのですが(苦笑)。
おめでたい人間なのか、不思議と今までやってきたことにあまり後悔はないので良かったのかもしれない。
そんなわけで、今日も「買ったら描き始めるわよ。あたしできる子」と新しいノートを買ってしまったのでした。大丈夫、人間ってそうやってできている。
人間って不思議な生き物である。
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