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049. フランス革命博物館で鳥を人間にする魔法をかける
bonjour!🇫🇷 毎週金曜日更新のフランス滞在記をお届けします。
今日はヴィジーユという街のフランス革命博物館にお出かけした時のお話。
前号で、仕事帰りの夫とバスに乗ってヴィジーユの街に訪れた時のことを書いたのですが、その時は夕方だったので、もうフランス革命博物館は閉まっており中に入ることはできませんでした。
基本的にビビりなところにむすめのトイレ事情の心配も相まって、あまり新しい場所に足を伸ばして行動範囲を広げるということをしてきませんでした。でも、一度行ったことがある場所ならちょっと安心して出かけることができます。
朝、家の近くからバスに乗ってまず出かけたのはグルノーブルアルプ大学。
遠くに雄大な山々を望み、お散歩するのも気持ち良い場所です。
ここからは郊外へのびるバスがたくさん出ており、トラムの本数も多いので乗り換えにとても便利。さっそくフランス革命博物館のあるヴィジーユ方面へ行くバスに乗ります。
他の乗客はカップル一組だけ。こちらが恥ずかしくなってしまうくらいここは完全に二人の世界。その雰囲気の中へ子連れで分け入ってくのはちょっと緊張しつつも、今日はすごくいいお天気。青空の景色をたのしみながら、山道をゴトゴト揺られてヴィジーユに向かいます。
途中、乗り継ぎのためUriage(ユリアージュ)という街で下車。長時間バスに乗って退屈だった娘と乗り継ぎのバスが来るまで、大きな広場の芝生の上でお散歩。
Uriageは温泉療法の地で、スキンケア用品の会社がある。
こういう系だと日本ではAvene (アヴェンヌ)の方が有名な気がしますが、フランスではどちらも有名で、病院でも処方されているほど。薬局に行くと必ず見かけます。何より、日本で買うと高いこれらがフランスの薬局だとちょっとだけ安く買えるのが嬉しい。
少し遅れて乗り換えのバスが来たので、それに乗っていざヴィジーユへ。
ヴィジーユへ着くと、前回ぴっちりと閉ざされていた門が今日はしっかりと開いていた。中を覗くと、不思議の国のアリスのような世界観に親子で大喜び。やったぁ、来た甲斐がありました。
門を入ってすぐ左側には、首が痛くなるほど、高々とそびえ立つ城。
キャーキャーいいながら走り回る娘がものすごく小さく見える。
よくわからない呪文を唱え、踊り始める娘。
橋を渡る。手には娘がスマホがわりにしていたMONOPRIX(モノプリ:フランスの大手スーパー)のポケットティッシュ。
(なつかしいなぁ。フランスのポケットティッシュは一枚一枚が分厚くて硬い。日本の薄くて柔らかいポケットティッシュって実はすごい技術なのでは・・と思ったっけ)。
「ウィッシャンプー!!」
ガチョウらしき鳥がふっと近づいてくる。娘、おもむろに母に預けていた魔法のステッキをつかみ、ガチョウに魔法をかけ始める。
「なんの魔法なの?」と聞くと、
「とりさんをニンゲンにかえる魔法!!」とのこと。
どんどん近づいてくるガチョウたち・・。なんか大きな雲まで出現。
雲を呼ぶ魔法までかけたのかい?
どんどん増えてくるガチョウ。逃げ出す娘。
鳩たちも寄ってくる。鳩と魔法少女と大きなお城。まるでファンタジーの世界みたいです。
いよいよ次回はお城の中にある、フランス革命博物館に入ってみます。
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