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自我というライトを使いこなすには?

9月27日、10月10日と「チャクラワークで巡る自分史トラベル」の体験会でした。テーマは太陽期について。

(第一回のバイオグラフィーと月期についてお話した記事はこちら↓)

この会では、チャクラワーク、誘導瞑想を本講座のダイジェスト版として体験していただいていますが、実際にワークに入るその前に。わたしから簡単にバイオグラフィーと太陽期について簡単にお話をさせていただきました。


太陽期とはシュタイナーによると、21歳〜42歳のこと。
またシュタイナーは、太陽とは「自我」の象徴であり、太陽期は21歳までに培ってきた自我を洗練させる時期であると言います。

ただ、あらためて自我ってなんだろう?と考えてみると、「うーん、わかるような、わからないような…」という感じがしませんかね。

わたしはそんな自我のことをスポットライト、あるいは懐中電灯のような機能だと思っています。心という真っ暗でどこも光が当たっていないお部屋をスポットライトで照らしみると、あそこに壁があるとか、ドアはこんな色をしているとか、いろんなことがわかってちょっとずつ、部屋の中を歩き回ることができますよね。

それは「心」というお部屋に関してもおんなじことが言えます。自我がまだ未発達の頃は心というお部屋の中にまだ何があるのかよくわからなくて、突然現れたものにびっくりしたり混乱したりすることもあります。けれど、21歳までの子ども時代というのは、親だったり、先生だったり、憧れの人だったりが、ライトでわたしたちの心というお部屋を照らしてくれています。

そして、ライトで照らしだされたものに出会い、受け止めるサポートをしてくれます。そして、部屋の中を、世の中を歩くけるようにしてくれていたのです。

しかし、21歳をすぎ太陽期に入ると、今度は自分で心のお部屋の中を照らさなくてはなりません。自分でライトを持たなくてはいけないのです。そして、照らし出されたものに揺れながらも引き受けていく過程で自我は洗練されていきます。

そう、21歳を過ぎた大人たちは、必ず誰かから照らされ「与えられてきた」はずです。それをよくよく思い出していくことで、だんだん自分の力でライトを使いこなせるようになっていきます。つまり、自我が洗練されていくのです。

自我の洗練っていうと、言葉の力なのか、厳しい修行をするとか、何かすごいことをしなくてはならないような気がしませんか?でも、自我を洗練させていくって、本当はシンプルで、「自分が与えられてきたものに気がつく」ただそれだけなのかもしれません。

ああ 全て与えて帰ろう
ああ 何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ 与えられたもの
ありがとう、って胸をはろう

ちなみに、太陽期のことを考えているといつも藤井風さんのこの歌が浮かんできます。この後、火星期(42歳〜49歳)になると、洗練され透明な自我をまとい、天へと帰っていく段階に入るのですが、そのとき今度は自分が「与える」存在になっていくのです。そう、自分が与えられるものっていうのは、自分がこれまで与えられてきたものに他ならない。いつもこの歌を聴くと感じます。

9月は、今まで照らしてくれた存在(太陽)に出会いにいく誘導瞑想を。
10月は21歳から最も地球に深く関わる33歳を経て、42歳の時に見える世界までたどれるように誘導瞑想を、それぞれ組み立ててみました。

その場にいる方に合わせて即興でつくるので、同じように太陽期をテーマにしても、異なる誘導瞑想のストーリーや体験になるのが毎回とってもおもしろい!


10月10日の体験会の様子


次回は10月27日(日)10時〜12時半に開催いたします。平日にご参加が難しい方、ご興味のある方、もう一度太陽期のワークをしてみたい方、どの方にも楽しんでいただける内容です。

参加をご希望の方は、Instagramかこちらのnoteからお気軽にご連絡ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!


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